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F1模型史上最速のキット化!

 F1グランプリ2021シーズン。2014年以降圧倒的なパフォーマンスで7連覇(!)中のメルセデスAMGの牙城を崩すことが期待されているレッドブル・ホンダ!現在、#33マックス・フェルスタッペン選手が僅か2ポイント差のランキング2位で猛追する激アツな状況。(2021/10/08現在)

キャッチ

 
「レッドブルホンダの…F1マシンの模型が作りたいです……」
 だけど残念なことにマシン自体が企業秘密の塊であるF1マシンは製品化のためにあらかじめ取材なんてことはできない存在。F1マシンの立体物はシーズン終了後にリリースされるのが常……この昂ぶる気持ち、どうしたらいい?

ホンダ公式のペーパークラフト

 2020年、コロナ禍の中「おうち時間」コンテンツとしてホンダは公式サイトでペーパークラフトの無料ダウンロード配布を開始。4月に19年型マシン、続いて7月には当時最新型の20年型マシンをダウンロード配布。ついにその年のマシンの模型をその年のシーズンのうちにリリースするを達成してしまう。

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レッドブル・ホンダ RB16B (ペーパークラフト) 
 そして今年2021年型マシン「RB16B」のペーパークラフト!配布開始は2021年5月5日。F1の開幕戦が3月下旬なのでシーズン開始1か月ちょっとでのリリースを実現してしまったのだ。おそらくこれは史上最速のキット化!

F1モデラーはみんな作れ!(プラモデルじゃないけどね)


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 印刷した紙の状態で売っているわけではない。ダウンロードして自宅のプリンターでペーパークラフトが刷れという仕様。つまり失敗しても印刷すれば何度でもやり直せる。そして1/18スケールなので90%サイズで印刷すればタミヤの1/20プラモデルと並べられる(!)。

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 紙工作でしょう?と侮るなかれ。素人目には付いていなくても気付かない小さなエアロパーツに至るまでガッツリ作りこまれています。大げさではなくテレビマガジンの付録かなんかだと思っているとヤケドするぜ(した)。

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 平面が立体に立ち上がっていく工作はプラモデルにはない感動がある。普段はプラモデル工作に使っているデザインナイフやピンセット、図工の授業では使わなかった道具を駆使する「オトナの紙工作」といった趣……というか、そこそこ気の利いた道具を用意しないとまともに組めないくらいハードに感じています(オイ)。

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 いや、だってこのC面の入った円柱として表現されたタイヤとか展開図見ただけで気絶するかと思ったもん。あまりに下手すぎてタイヤ4つ揃えるのに3個作り直して3日かかった…

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 ここまで毎日平均2時間で5日かかりました(まだ50%いかないくらい…) 時間はプラモデルよりずっとかかります。「かなりの作りごたえのある」模型です。自分がペーパークラフトに慣れてないことを差し引いても…

 ピースの多いジグソーパズルを組み上げるような気分で付き合っていくスローな模型工作。レッドブル・ホンダがタイトルを決める頃までには完成するといいな…
 いや、完成したマシンを眺めながらタイトル争いを応援したい。早く完成させねば……タイトルが獲れなかったら腹いせに燃やしてしまうかもしれないから…(切実)

模型誌に載ってなさそうな類の模型の話が読みたいアナタに…はんなり役立つ与太話を……サポートがあると更新頻度が上がるます