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人のレベル

人はレベルが高くなると誰とでも何とでも合うようになります。どんなものでも好きになれます。レベルが低い間は好き嫌いがいっぱいあるようです。

人は自分のレベルだけでなく仲間のレベルも上げる努力をしなければなりません。そして人はレベルが上がると批判しなくなり、否定しなくなり、お互いに受け入れられるようになります。次に自由になってこだわらなくなります。更に他の存在が理解できるようになります。これらを元にして自他のレベルを判断したらいいでしょう。

批判、否定をしたくてしょうがない人、こだわりが多い人、他人の事が理解できない人ほどレベルが低いという事になります。

犯罪者を見ていると世間が悪いとか親が悪いとか、よく言います。例えば殺人を犯した人は他人を否定します。こだわります。相手を理解する事はほとんどできません。

若い人を見ていると否定的な生き方をする人が多いし、相手の立場など分からなくていいと思っている人が多くいます。彼らの大半は自分さえよければそれでいいと思い込んでいます。しかし年齢を重ねて経験を積み重ねていくと人はだんだんレベルが上がっていき、こだわりが少なくなって、世の中の理解が深くなっていきます。

経験を重ねる事によってレベルが上がり理解が深まります。

悟れば好悪なし

『人に対しても、あるいはどんな事に対しても先入観を持つ事なく、あるがままの姿を見る事ができれば、好き嫌いなどは無くなってしまう』という意味です。

人と人との関係はとても不思議でとても曖昧な縁で出来ています。夫婦になるのもそうです。同じ時代に生まれたもの同士が何かの縁があって出会う。それは生まれつき決められたものではなく不思議な縁がふたりを結び付けたものです。出会って結婚する人もあれば、別れてしまう人もいます。

それもまた明確な理由があるわけではなく言葉には言い表せない縁によるものです。

同じ会社で仕事をするのも縁です。そんな『曖昧で素晴らしき縁』を大事にしたいものです。相手と自分の関係。そんなものを決めつけたところで意味はありません。もし望まない縁だと思っても、あえて切る事をせず、自然の流れに委ねていけばいいのです。

人生の中で自分に取って善き縁は必ず残っていきます。自分が望まない縁は消え去っていきます。不思議なもので縁とはそういうものです。

先入観を捨てて素直な気持ちでその人と接してみる。すると周りが言っていた『悪い部分』が実は自分に取っては素晴らしいものだと思う事もあります。人の性格や人となりは見方によっては、まるで反対の感じ方をするものです。

庭の手入れ


『これはいい性格』『これは悪い性格』というものは存在しません。優しさも同じです。優しさの表現のし方は皆違いますし、受け取る側もそれぞれです。厳しい言葉を優しさだと感じる人がいれば、それを意地悪だと感じる人もいます。受け取る側の掛けている色眼鏡の色によって評価が分かれます。


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