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加齢パターン

いい刺激

若いうちに本物や一流のものに触れておくといいといわれています。一流のものに触れていると人はそれを基準に評価するようになります。つまり無意識のうちに、いいか悪いか好きか嫌いか、正しいか正しくないか等の評価が出来るようになります。

そうして若い内にいいものを見る目を養っておけば常に高いレベルでものが見えるようになり、いいイメージを脳にインプット出来るようになります。ここまでくれば脳でイメージする事が現実のものになっていく事が多くなってきます。

大事な事は強烈な驚きを持って接するほど効果的であるという事です。自分自身が驚きを持って受けた刺激は時間が経っても消えません。更に大切なのはその驚きを周りの人に聞いてもらう事です。言葉にして話す事によりその経験を何度もした様に脳が読み取ります。

40歳や50歳になっても青年と同じような刺激を受ける事はできます。しかしそれは相当強烈な刺激でなくてはいけません。いいものに触れたい、出会いたいという欲求と計画性を強く持っていなければ若い時のように記憶に残っていかないからです。

逆にそういう意識さえ持ち合わせていれば60歳を過ぎても70歳を過ぎても進化し続けられます。人や仕事との出会いに限らず、旅行にしても趣味にしても強烈な驚きとともに接するような触れ合いを持つ事がイメージ造りには大切です。

加齢のパターン

昔の老化パターンは25歳をピークに生命力が徐々に低下していくとなっていましたが、今の加齢パターンは死ぬ直前まで生命力が成長を続けて突然死が訪れると考えられています。

生活していく上で弊害となるような心身の機能低下や老化は死の直前まで高い水準に維持されてその後急速に低下して死を迎えるというのです。心理学の研究でも言語能力や人格などは生涯発達をし続けると考えられています。

しかし有意注意をせず、つまり何も考えずに生活をしていたのでは新しい加齢パターンに乗る事はできません。生涯現役で死ぬ直前まで活き活きと暮らすにはそれなりの心構えが必要です。

それには先ず年を取る事や年齢に関する偏見を捨てる事も大事です。もう歳だからあれが出来ない、これも出来ないと言わない事です。そして年齢に関係なく何にでも挑戦する心が大切です。

フンザ渓谷にて

コロナ禍が終わって、50年前に同期で就職した連中との同期会がありました。皆それなりに年齢は重ねていても前向きに積極的に生きておられるようで、旧友たちと楽しい時間を過ごす事が出来て幸せでした。

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