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繁盛する企業とは

ハードウェアとしての脳の能力はほとんどの人で差が無いようです。その状況で繁盛する会社とそうでない会社は何が違うのかと言うとソフトウェアの部分らしいです。特に組織としての能力はリーダーが持つ信念とそれに対するメンバーの合意が大きな力になります。どの会社も発展できます。

リーダーの役割

企業や組織が発展するかどうかはリーダーがメンバーをやる気にさせて能力を引き出せるかどうかに掛かっています。従ってメンバーのやる気を引き出す事がリーダーの最大の仕事でありその企業の発展の原動力です。組織や企業が発展するのはその結果です。

リーダーとは周囲の人間をやる気にさせて企業を儲けさせ、その結果自分自身も潤う人間の事です。その為にはリーダーは常に夢を語る事が大切です。人間は夢とビジョンが無ければやる気を起こしません。

『笑う門には福きたる』と言いますが何よりもリーダーは周囲を明るい気持ちにさせる事ができる人でなければなりません。所詮組織は人間の集団です。集団が納得しない組織が長く栄えるはずがありません。

会社が何の為にあって、何をするのか、何をしてはいけないのかを分かり易く共感を覚える言葉で伝える事ができれば士気は上がります。メンバーが『自分が会社を動かしている、支えている』と感じる仕組みを作る事がリーダーに与えられた最大の役割です。

笑顔はいいものです

深層自己説得

リーダーがプロジェクトを進めていく為にはまず自分自身の信念を持たなければなりません。『信念』と『思考』が重ね合わされると潜在意識が活性化され、そこからモチベーションと智慧が生れてきます。感情の中でも信念、愛情、セックスの3つは一番強いものなので、この3つが同時に作用すると潜在意識は強い力を生み出します。 

深層自己説得の技術は願望の実現に大きな関わり合いを持っています。そして信念はこの深層自己説得の技術によって潜在意識に埋め込まれた願望を現実化する為の原動力になります。信念は願望と言う形を持たない一種の思考を物理的な実体(例えばお金)や現実的事実(例えば優勝)に転換します。

『○○○をやるぞ!』という具合に意欲を奮い立たせて、いわば信念の前段階のような状態(卵のようなもの)が心の中に一定の位置を占めるようになります。そしてそれを成功原理などで埋めていく事で増々意欲が高まって、信念は自然にメンバー全員に育まれていきます。

繰り返し潜在意識に命令を送り込む事で信念を自発的に開発する事になります。同じ考えを潜在意識に命令して行けば次第にその考えを組織全体が受け入れてそれに基づいて行動するようになります。

感情を伴った思考は強い信念と結びつくとやがて物理的な実体へと変貌していきます。なぜならこのように『完全武装』した思考はおのずと『やる気』を目覚めさせるからです。そして『やる気』は行動力に繋がります。

会議

メンバーの合意を得て組織を動かす行程の一つとして会議が開かれることが多いですが、日本社会の場合一般に会議と呼ばれるものの内実は報告会であり、リーダーの意志を伝達する場になっています。本来の会議であるディスカッションが行われるのはせいぜい1/4程度です。残りの3/4は不要です。

ではなぜ会議を開くのかというとメンバー同士が責任を共有する為で、なにか問題が発生した時に『皆で決めたではないか』と言い逃れをする為のアリバイ作りと言ってもいい。だから何かあるとすぐ会議を開きたがるメンバーはその案件に自信が無く責任を回避しようとする臆病者と言ってもいい。

また会議の席に必要でもないのに部下を引き連れてくる上司も同様です。その人は会議で決まった事項を誤りなく部下に伝え、的確な指示を与える自信が無いのです。従って実務担当者を同席させ、直接会議の内容を聞かせているにすぎません。

西洋社会の場合にはこの逆で自分だけが出席できるのがステータスと考えられている為、部下を呼んでいいなどと言うと大反対されてしまう事もあります。

ビジネス風土の違いと言ってしまえばそれだけですが、『赤信号みんなで渡れば怖くない』式で何かあるとすぐ会議を開きたがる人は出来が悪いと言えます。

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