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アートの思考過程

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現代美術活動の中で考えるたこと。
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2019年9月の記事一覧

個展、始まってます。

個展、始まってます。

僕がいろいろ書く理由は、書き留めないと次の瞬間から、考えた内容が忘却の彼方へ去り、二度と思い出せないからです。要は記憶力の問題です。しかし、そこで考えたことは、取っ掛かりみたいなもので、考えをその先に進めるには、やっぱり書くことが必要です。イメージ的には、思考のベースキャンプでしょうか。書き留めていないと、麓をぐるぐるとさまよい歩き、一歩も登れていないという状態になります。

で、その書いてい

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個展。

個展。

「バカバカしさ」は、現代美術の必要条件だと思います。新しさの中の構成要素に「アホか」が必要ということ。たぶん難しいのは、生半可なバカバカしさは、容易に「いいね」に転化すること。つまり芸術に取り込まれる。「逆にいい」「チャレンジしてる」「ユニーク」「芸術っぽい」とかの言葉で簡単に無化される(美術を研究する職業の人には、そもそもそんな思考はないかもしれませんが)。だから「これぞ、現代美術」と言われたら

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9月ですね。

9月ですね。

9月ですね。次の個展『Utamaro, Our Contemporary』が9月14日(土)から始まるので、もう直前です。ですが、8月の制作は少なめのP30号が2点でした。それで、何をやっていたかと言うとステイトメントを書くために勉強をしていました。つまり、個展の意味付けです。それをギリギリにやるのもどうかと思いますが。ただ、その辺のことも、制作同様に大好きなので、いろいろ考えています。今回は『芸

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