2019年7月の記事一覧
『ミュージアムの思想』
読みました。松宮秀治著『ミュージアムの思想』(白水社/2003年刊)。いやぁ、面白かった。書かれている美術館の成り立ちや、歴史的な経緯は初めて知ることばかりでした。しかし、現在の美術を取り巻く構造については、自分が考えていることが、いちいち定義されているようでした。一番印象的だったのは、帝国主義が理念、幻想になったという説明のところでしょうか。その結果の世界に生きている者としては、納得感が半端ない
もっとみる読みました。松宮秀治著『ミュージアムの思想』(白水社/2003年刊)。いやぁ、面白かった。書かれている美術館の成り立ちや、歴史的な経緯は初めて知ることばかりでした。しかし、現在の美術を取り巻く構造については、自分が考えていることが、いちいち定義されているようでした。一番印象的だったのは、帝国主義が理念、幻想になったという説明のところでしょうか。その結果の世界に生きている者としては、納得感が半端ない
もっとみる