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不安を植え付けるのはやめましょう(2止)

 不安は、すべてのネガティブ感情の大元とも言えるものです。心配も、恐れも、悲しさも、不安の一種であり、不安が変化したものです。

 (1)でご紹介した腎不全の女性のように、不安は人の感情、思考に固着しやすく、拡大しやすいものです。

 その女性には、肯定的自己陳述法によって、次の3つの言葉を4回ずつ唱えてもらって新しい思考、感情の上書きを行いました。

 「私は、不安や恐れは現実には存在していないことを知っています」

 「私は、私自身を許し、私自身を受け入れます」

 「私は、私が安全で安心であることを知っています」

 そして、「ありがとう」という言葉が、日本語の中で最も力とエネルギーが強いことを説明し、女性の体が頑張ってくれていることに「ありがとう」と伝えること、不安や恐れが心に浮かび上がってきたら無心に「ありがとう」と言うようにアドバイスしました。

 当たり前ですが、心と体はつながっています。心が不安に苛まれると、体もダメージを受けます。
 言葉の上書きや「ありがとう」の発声によって、女性の思考、感情、行動が変わっていくことを期待しています。 (終わり)

 

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