BGMな世界
6:14。
起きる必要もない朝焼けに目を擦る。
少しして友達から、日本着の速報をもらった。
友達がタイに来てくれた。mくんは目を輝していて、kさんは懐かしの故郷に心を踊らせている。
急いでシャッターを切る僕と、少し恥ずかしそうにも待っている友達。
新しい新世界と出会う彼と、懐かしい世界に浸る彼女と。
全く違う感覚のはずなのに、毎朝のぼる朝日のように、同じような顔をしている。
キャハキャハ笑うその声と顔は、見慣れている姿だけど、また新鮮。
バックに音楽があるとすれば、多分Summer。
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もっともっと夜更かししたかったけど、いやにも目が閉じて、結局健康的な睡眠時間。
腹が膨れて酔いも程よいと、人間新しいBGMを背景に流すらしい。
彼には多分僕には一生できない人を笑顔にする曲があって、彼女にはそれを奏でる優しい曲がある。
僕の調音機は間違っていたんじゃなくて、僕の調音自体が間違っていたのかと、一種の無限ループ。
「僕は」こうなりたい。はたくさん考えてきたけど、「あなたと」「みんなと」こうなりたいは言われてみればあんまり実感が湧かなかった。
〇〇できてすごい!とか、言ってくれる人は沢山いて、その言葉は嬉しいに限るけど、それで、その人が満たされているのか、と言われればそうとも限らない。
いつか、みんなと調律を合わせて僕なりの調音で会話できたら、その時はもっと新しい日が昇るんだろうなぁ。
あんまりまとまらないけど、一旦終わりっ。
あ、追記。
最終日の夜、布団何回も剥ぎ取ったのは、一生忘れないぞ!!!笑
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