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ソシュールについて

先ず、デジタル大辞泉より。
講義をまとめた「一般言語学講義」は言語理論の発展に大きな影響を及ぼし、構造主義言語学の礎となった。
次に丸山圭三郎によると(抄)
スイスの言語学者,言語哲学者。ジュネーブ大学教授(1891-1913)。3回にわたって行われた〈一般言語学講義〉は,同名の題《一般言語学講義》(1916)のもとに弟子達および協力者の手によって死後出版された。この書を通して知られるソシュールの理論は,後年プラハ言語学派(音韻論)やコペンハーゲン言語学派(言理学)などに大きな影響を与え,構造主義言語学(構造言語学)の原点とみなされている。そのインパクトは言語学にとどまらず,文化人類学(レビ・ストロース),哲学(メルロー・ポンティ),文学(R. バルト),精神分析学(J. ラカン)といったさまざまな分野において継承発展され,20世紀人間諸科学の方法論と、〈実体概念から関係概念へ〉というパラダイム変換を用意した。
ソシュールの理論的実践分野は,一般言語学と記号学の2領域に大別することができる、と言われる。

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