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数字は嘘をつかない

さて、どこから手をつけようか。外側を旅するのはやめる、内側の旅を始めてみる、その手段として会社を立ち上げる。この方向性は決めたけれど、具体的には何を提供してお金を稼ぐのか。手持ちの資金は13万。これが毎月の給与から残される数字。

そう考えれば、選択肢は自ずと限られてくる。人は雇えないし、在庫を抱えるようなこともできない。つまり一人で(ほぼ)全プロセスが完結できないといけないし、最後まで完走する為に、ある程度の熱が必要になる。

近くの本屋さんに足を運ぶと、クラファンならやれるかも、という発見があった。

クラファンとはクラウドファンディングの略で、all or nothing 方式と all in 方式というものがあるらしく、all or nothing 方式で出品すれば、希望する支援額に届かなかった場合「なかったこと」にできる。つまり、失敗の際のリスクは申請時に必要となる資料(募集ページに載せるテキストやサンプル)を準備した時間とお金に限られる。一歩目としては悪くない選択だと思う。

出品物は、自分が欲しいという意味で、こんなやつを想定。コーナンで材料を買ってテスト目的で自作した。リュックをスーツケースに背負ってもらえる。歩いてても滑り落ちない。

肩代わりパッド、とでも名付けよう

さて、ここまで来て、一旦頭を冷やす。思考から感情を取り除く。つまり、勝算を数字で洗い出してみる。お金が全てではないけれど、黒字なら次のゲームにも参加できる、赤字なら退場。冒険にはお金がかかる、最近になって気がついた。

クラファンに出品する場合の概算費用

  • サンプル品制作、外注費 10万

  • LP制作、外注費 10万

単価当たりのコスト

  • 定価2,800円(としてみる)

  • クラファン向けに75%で販売

  • 手数料、売上の20%

  • 送料200円

  • 仕入価格500円(としてみる)

プラスに転じる為に、どういった展開が必要か

(100,000 + 100,000) ÷ (2,800 × 0.75 × 0.8 - 500 - 200) = 204.081

ということで、204セットの購入があれば、赤字を免れる。これを上回ればそこから利益が出始めるし、届かなければ「なかったこと」になり、20万は勉強代として消えていく。

204セットか。。うーん、可も不可もない微妙な数字。


今月の収支(2023.10.07)




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