マーケティング×ファイナンス 〜総合型クラウドファンディングを目指して 〜
「社長になりました」編では思い先行で具体性かけていましたので具体的なビジネスモデルを説明します。
マーケティング×ファイナンスって具体的になんだ?
まず私たちロケットメイカーズはすでに昨年開始した寄付型、購入型に加えて、金融型のクラウドファンディングを始める準備をしています。まずやりたいのは事業ファンド型です。新規事業を立ち上げるにあたって、資金とマーケティングが重要だと言う話は前回お話ししました。
特に、資金面を解決するために金融業の免許を取得しにいきます。これが無事に取得できれば、私たちが解決できる課題の幅が大きく広がるのではないかと思っています。購入、寄付、金融、と総合型のクラウドファンディング プラットフォームになります。
クラウドファンディングの一般的なビジネスモデル
クラウドファンディングとは、「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンディング)」を組み合わせた造語で、「インターネットを介して不特定多数の人々から少額ずつ資金を調達する」ことを指しています。
リターンの返し方によって寄付型、購入型、金融型の3つあります。
寄付型・・・支援者への商品やサービスなどのリターンは基本的に発生しません。プライスレスな何かです。
購入型・・・支援者はリターンとしてモノやサービスを得る仕組みです。
金融型・・・投資家は、金銭的なリターンを受け取ることができます。株式型、事業ファンド型、融資型、などがあります。
クラウドファンディングの手数料体系(寄付・購入)
私たちは
①自立自走型
②アドバイザープラン型
③企画立案任せる型
と呼んでいますが、一般的に購入型のクラウドファンディング の手数料は支援額の20%、と言われています。Makuakeにははっきりと20%と書いてありますね。
クラウドファンディングの手数料体系(事業ファンド型)
購入、寄付は仕組みや手数料にそれほど違いがありませんが、金融型はそれぞれ全く違います。今回は事業ファンド型で説明します。
一般的な投資信託や私募型のファンドに似ています。
①ファンド組成手数料(募集時)
②売り上げ連動手数料(投資先事業の売り上げ)
③管理手数料
大体この3つの手数料がかかりますが、各プラットフォームごと、各プロジェクトごとにバラバラなのでまだ業界平均、と言うものが出来上がっていませんね。
事業ファンド型で有名な事例 アポロ応援ファンド
ダーウィンエデュケーションと言う東大の博士課程にいる学生が立ち上げた会社に2.7億円もの資金が集まりました。
対象事業の売上に応じて分配金が計算され、このプロジェクトにお申込み頂いた方に分配されます。(金銭を受け取ることができます。)
このプロジェクトの対象事業は、ダーウィンエデュケーション株式会社の行う事業です。株でも負債でもない形での資金調達は大きな話題になりました。個人的にはすごいインパクトだったと思います。
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