試験合格を英語学習の目標にするのはアリ?

英語の学習で、「試験合格や点数を目標にするか」「英語力そのものの向上を目標にするか」という議論が良く出てきますね。

本来あるべきは、前者を道程にして、後者を究極の目標にする、なのでしょうね。
僕は、英検に合格したあと、学習をやめてしまって失敗したので、後者の大事さが身に染みてます。

しかし、試験合格を目標にすることは、一つ副次的なメリットがあります。ここではそれを書きたいと思います。
それは「その試験を受けないと学ぼうとしないことを学べる」ということです。

具体的な話をしましょう。

少し前の事ですが、英検取得後ブランクが長すぎて、再学習での目標が欲しくなり、通訳案内士の試験にチャレンジしてみようと思い立ちました。(というとかっこいいですが、目標がないと学習を続ける自信がなかったのです)。

ただ、この試験は外国語(英語)だけではなくて、日本史や地理の試験もあります。

僕は、高校生の時日本史を選択しなかった(昔の話です。今は確か必須ですよね)ので、「日本史をちゃんと学んでいない」というコンプレックスがひそかにありました。
でも仕事は忙しいし、何かきっかけがないと学習しないですね。

この試験を受けることが良い「きっかけ」になりました。免除制度を使おうと、「歴史能力検定 日本史 2級」を勉強したのですが、楽しかった!

というのはウソで、めちゃくちゃ大変でした。

もともとの能力に加えて多分年齢のこともあり、自分の記憶力の低さをこれでもかと見せつけられました。

しかし、この年で大学受験の基本参考書をやり直すのはとても新鮮だし、新しいことを学んでいる喜びが少しずつではありますが出てきました。日本史を学ぶことで、外国の方に日本の文化を伝えようという気持ちも大きくなってきました。

ちなみに参考書はこれらを使いました。


ほとんど知識ゼロだったので、まずはこの基本書(3冊)を読んで、


そのあと、この一問一答式を徹底的にやろう、としましたが、満足に暗記できず本番に突入しました。

今思えば、もう少し中間の参考書も読んでからこの問題集に挑んだほうがよかったかもしれません。スキマ時間の学習の限界でした。。


幸い、本当にギリッギリで合格したのですが、自分の興味の世界が、おかげで広がったと思います。(余談ですが、試験会場で着物を着ている方(男性)もいらっしゃって、新鮮でした)

年齢を重ねると新しい世界を見たり体験したりすることにしり込みしがちですが、学びの世界では、何のリスクもありません。やってみるといいと思います。


おまけ:地理の免除では「国内旅行業務取扱管理者」を受けたので、その時のオススメの参考書も貼っておきます。この著者の本、本当にお勧めです!。この2冊だけしか勉強していないのに合格しました。


※僕が受けた後に改訂版が出ているので、そのリンクを載せています




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