Youは何しにアメリカへ?
ニューヨークのマンハッタンから電車で約二時間。
ニューヘイヴンという街にある、イェール大学の古文書・貴重書図書館に行ってきました。
日本語の本ないかなー?
と探していたら、あった!
「ピーターパン」が何冊も!
どの本もすごく年季が入っている。
どんな人が読んできたんだろう。
どんな経緯で海を渡って、アメリカの地方都市にある、この大学の図書館に来たんだろう。
一冊一冊に、いろんな物語があるんだな。
ピーターパンに限らず、ここにある本、全部そうなんだな。
と考えたら、その果てしなさに気が遠くなった。
人間も同じかも。
館内のソファに座って周りにいる人たちを見渡す。
観光客と思しき家族連れ、カップル。ガラスの向こう側で作業する、図書館のスタッフらしき人達。
ここにいる人、ひとりひとりにいろんな物語がある。
たまたま同じ瞬間同じ場所に居合わせている、けどもうきっと会うこともない、見知らぬ人たち。
この図書館の本たちは、地球上の人間みたいなもの?
図書館の正式名称は Beinecke Rare Book & Manuscript Library(バイネッキ・レア・ブック & マヌスクリップト図書館)
簡単に言うとその昔、バイネッキ家という大金持ちが寄付したお金ででできている、ということらしい。
(アメリカにはこのように、寄付した大金持ちの名前がついた施設が色々ある)
入場と見学は誰でもできます。
後世に豊かさを残し、波及させる、すばらしいお金の使い方だなぁ。
ありがとう、バイネッキさん。
すごく特徴的な建物で、窓はなく大理石の外壁でできている。
中に入ると、計算されつくしている(であろう)柔らかく漏れた自然光が黄金色に輝いて、とっても幻想的な雰囲気になっていました。
私は何しにアメリカに来たんだろう。
日本に本帰国した後の人生にプラスになる何かを、アメリカにいる間に成し遂げなきゃ!
と昔は自分で自分の首を絞めていたけれど、そんなことはもう本当にどうでもいい。
いま、この瞬間。アメリカにいる、今日という人生の1ページ。
ただ楽しむだけ、だな、と感じた。
ニューヘイブンで宿泊したのはこちらのホテル↓
図書館からも徒歩10分程度とすごく便利なので、おすすめです!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?