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夫に言うのが怖い

初めてボストンに行った5年前、素敵だなと感じたホテルがありました。
ニューイングランド地方らしいヨーロピアンな雰囲気の、水辺に建つ老舗の五つ星ホテル。

当時はバリバリの「専業主婦=無価値」設定で生きていて、
「ホテル滞在が目的のリゾート旅行は高級ホテルでOKだが、観光目的ならホテルは立地とコスパ重視」という貧乏臭い💩設定もありました。

無価値な専業主婦の分際で、ただでさえホテルが高い観光地ボストンの五つ星ホテルに泊まってみたい!だなんて、口に出すことはおろか、思うことすら許されない。

誰に?自分に。
なので、感じたことを即抹殺していました。

そういえば、あの時気になったホテルがあったよなぁ。
今年またボストンに行くことになって一番に思い出したのがこのホテルのことでした。

改めて調べてみるとやっぱり素敵!
今回はここに宿泊したいー♡♡

とようやくトキメキを認められたものの、この旅最大の難所が出現。

【夫に言うのが怖い】



今まで泊まったことのない価格帯のホテルに泊まってみたい♡
しかも絶対に海側のお部屋で、できれば三泊したい!

別件でまとまった額の出費が続いていたこともあり、そんな贅沢なことを夫に言うのが怖い。
呆れられるんじゃないか?嫌われるんじゃないか?

絵にかいたようなThe幻にとらわれて、気付いたら他に妥協できそうなホテルはないか無意識で検索している私がいました。
自分のダサさにがっかり💩

ノートに書きなぐって自分の目的を再確認しました。
このホテルに泊まれないと不幸なわけじゃない(どこに泊まったって楽しい旅行になる)けど、破産する額でもないから今回はここに泊まってみたい。
とにかく夫に伝えないと始まらないので、さらっと値段を伝えて様子を伺いました。

すると、なんとあっさりOK!
文字通り飛び上がって、喜びの舞を舞いました。

渋られたらどう説得しようか頭の中でプレゼンまで組み立てていたのに・・・
見くびってゴメン!となりました。

泊まったのは海側のジュニアスイート♡
大西洋のずーーっと向こうはヨーロッパ。
ボストン茶会事件の現場はホテルのすぐ近く。
入植者を乗せた船や貿易船もこうやって湾に入ってきたのかなぁ~、と思いを馳せながら毎日窓からの景色を楽しみました。

ありがとう♡

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