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想いと感謝 #99植田悠大

こんちには。
主将の植田です。

時が経つのは早いもので、また今年も大学フットサル日本一を決める闘いが始まります。明日から始まる中国予選はいわば第一関門。この大勝負を前に私の想いを綴ります。そしてチームを勢いづけられたらと思います。

思えばフットサル部での4年間は非常に濃く充実したものでした。一年生の頃はコロナ全盛期で、1番最初に入部したメンバーでも9月入部。同期はバラバラに入部してきたし、しばらくぎこちない関係だったのは周りも感じていたことではないでしょうか笑 みんなの様に入部した頃にはもう3つ上の先輩は引退していたし、公式戦も全くありませんでした。どこをとってもイレギュラーな代だと思います。

僕は8月に入部し、今のような空調もない真夏の体育館で、当時はピヴォとしてスタートを切りました。人数も少なく毎日全然練習についていけなくて、トイレで吐いてしまった記憶もあります。今でこそみつきよりリフティングはできますが、当時はリフティング100回しないと練習に入れない日があって、毎回芳野さんと2人で取り残されていました。

フットサルに取り組む姿勢が変わったのは2年生からです。技術、熱量全てみんなに遅れている自分がこのまま4年間過ごして何が残るんだろうという焦りが、練習に取り組む姿勢を変えました。練習時間は平日2時間、休日3時間、みんな平等だからこそ質にこだわる必要があったし、空き時間もなにかしら練習しないと追いつけない、ようやく気がつきます。もっとたくさん練習できないかと考えていた頃、監督になったのが優さんでした。優さんが来てから広大フットサル部は戦術も雰囲気もガラッと変わりました。また色々な練習の場も選手に提供してくれました。優さんに連れて行ってもらっていた外部の練習は、技術的にも精神的にも自分を成長させてくれたと思います。Youtubeでしか見ていなかったトップ選手やあのダンガンくんのシュートを受けた時は興奮が止まりませんでした。フットサルの面白さを知り、本気で取り組むきっかけを与えてくれたのは優さんです。ありがとうございます。毎回の送り迎えで、昔のフットサル部の話や優さんのちょっとディープな話(優さんに直接聞いてください)は面白かったし、自分が恵まれた環境でフットサルをしていると気が付くきっかけになりました。普段は物静かですが、プレーは誰よりも上手く選手のお手本となり、熱い監督です。そんな優さんとはよくフットサル対決をするのですが、4年になった今では、1対1の勝率は100%、第二PK対決も8割方止められるまでには成長できました。これからも事あるごとに挑戦しようと思います。

そして1番濃かった三年から今に至るまで。正直きついことの連続でした 。最初、なんとか務まるだろうと思っていた主将も全くそんなことはなく、チームに迷惑をかけることも多くありました。チーム目標で全勝優勝を掲げた学生リーグで勝ちを落とし、中国リーグも下位リーグに回りました。遠征では一勝もできず広島に帰ってきたこともあります。自分自身空回りすることも多くあったし、部でも色々な問題がありました。その度何度も投げ出したくなりましたが、今日ここまで来れたのは間違いなく色々な人の支えがあったからです。

人数が少ないながらもよく話し、多くの時間を過ごした同期、なんだかんだ熱さを内に秘め自覚が芽生えた3年、問題児ばかりだけど確実に今の広大を引っ張る2年、試合の度にどんどん成長し続ける1年、どんな状況でもチームを支え続けてくれたマネージャー。卒業した後も自分達を気にかけて温かく見守ってくださる先輩方。1人1人あげていくととんでもないことになりそうなので割愛しますが、関わってくれた全ての人にこの場で感謝申し上げます。

そしてこの1年はスタッフの皆さんにもたくさんお世話になりました。

フィジカルコーチの枡川さんとは、チームのことも含め色々なお話をする機会が多かったです。フィットネスに関して右に出るものはおらず、加えて選手のケアもしてくれます。よくわからない痛みもピンポイントで当てて緩和してくれました。自分がシューズのことや食事のことも何を聞いてもすぐに答えてくれるし、本当にスペシャリストです。

亜土さんが来てから広大は大きく変わりました。平日のトレーニングの質は明らかに上がったし、戦術面でも組織面でも広大を変えてくれました。個人的に叱咤されることが多かったこの1年ですが、その度大事なことに気がつけたし、成長させてくれたと思います。みんなはまだ見えていない部分かも知れませんが、練習外でもスケジュールや遠征を調整してくれたり、コンセプトを考えたり広大のことを常に考えてくれています。プライベートでも色々お世話になったし本当に感謝しています。

そして監督の優さん。この1年迷惑をかけることも多かったですが、最後は結果で恩返しできればと思います。コロナでなくなった2年前のインカレの悔し涙とは違って、今回は嬉し涙を流させたいです。

この1年は組織としても0→1を作る段階。難しいことも多かったですが、自分には部活にも大学にも手を貸してくれる友人がいて、そのおかげで乗り越えられたことも多かったです。周りに恵まれる力だけは人一倍あると感じた1年でした。

明日からまた全国に向けた戦いが始まります。これから始まるインカレでの敗北は、残酷ですが現チームの解散を意味します。でも、だからこそ全大学が一つの節目とする価値ある大会だと思いますし、他の大学もこの戦いに強い気持ちでぶつかってきます。ただ僕らはこの大一番で勝つために、この1年準備をしてきました。練習、公式戦、日常生活含めてプラスの収穫も挫折も色々経験し、その度に乗り越えてきました。その濃さは他の大学には勝る部分ですし、勝負所で必ずプラスの力となって返ってくると信じています。明日の試合、波に乗っている時は今年のチームらしく明るく暴れて、苦しい時間帯は、決してムキにならず一旦落ち着いて冷静に。ピッチ、ベンチ、スタンドにいる仲間との1年間がきっと後押ししてくれます。

明日は4年間の全てをぶつけます。そして全員でトロフィーを持って帰りましょう。

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