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【雑談】あの時サッカーを始めていたら

昨晩、カタールで行われているサッカーWカップ「日本×ドイツ戦」を見て盛り上がった。
前半のドイツ圧倒的優勢ムードを一転、後半日本は2点のゴールを決め逆転勝利を収めた。素晴らしかった。

試合後のインタビューで、1得点したある選手がこうコメントした。
「自分は4年半前、前回のWカップ日本代表に選ばれず悔しい思いをしました。」
「今日のこの時をずっとイメージして、練習してきました。」

この言葉、そして実現した彼の努力と忍耐力に感動した。
彼は、4年半、そしてそれよりももっと前からずっと、サッカー日本代表という「夢」、そして「活躍する自分」を想像し続けた。もう無理かもと思ったこともあるかもしれないが、絶対にサッカーを辞めなかったのだ。
この言葉を聞いて、自分の過去を思い出した。

僕の学区の小学校はサッカー部がなく、地域の少年サッカークラブしかなかった。
小学3年生のとき、休み時間はもっぱらサッカーをしていた僕は、既にクラブに所属していた同じクラスの小池くんに、練習に誘ってもらった。

土曜日、休日の小学校のグランドにサッカーボールを片手に足を運んだ。
そこには、クラブチームの2、30人の少年がすでに練習を始めていた。
僕は、怖くて入れなかった。
グランドの見える、しかしグランドからは見えないように、学校の側面をずっとウロウロしてみていた。子供なりに情けなく感じていた。

ボールを何回蹴っても、トーキックをして明後日の方角にボールを飛ばしていた当時の僕は、思い通りの軌道を描いてボールを蹴られるようになりたかった。
でも、一人でその輪に入っていく勇気がなかった。なんか恥ずかしくて。
そこからは、サッカーは休み時間にたまにやるだけの「遊び」となった。

サッカー日本代表の彼は、幼少期よりサッカー選手になる「夢」を描き、僕がまたげなかったクラブチームへの入団を果たし、必死に努力してきたのだろう。
成人しても夢を諦めず、昨日デビューを果たした。しかも、ゴールを決めた。

そもそもの違いとして、僕にはサッカー選手になりたいという「夢」がなかった。
TVでも試合はみなかったし、好きな選手もいなかった。
Jリーグチップスおまけのカードもピンと来なかった。

その後の僕の人生においても、「あの時」のようにもじもじして挑戦を諦めたことが何回かあったように思う。
本当は面白そうでやってみたい。けど、自分より上手い人が、意地悪な人がいたら、受け入れられなかったら「怖い。」
そう思って二の足を踏んできた。自分でネガティブなイメージをしていたのだ。

「もし〇〇だったら、傷つくかもしれない。怖い。」
読者の中にも、事実ではない自分の中の悪いイメージにより、挑戦を諦めたことはないだろうか。

やって成功、やって失敗は素晴らしいと、いろいろ挑戦してみて改めて思う。
しかし、今まで「挑戦する事をごまかした」経験からは何も得られていない。

「人生やるか、やらんか。」
大学生時代、歌手・清木場俊介のこの言葉に感銘を受けた。
バンドを始め、留学にも行き、台湾移住、Youtubeを始めたことも。
すべて経験として、今の僕を構成している。

「もし、あの時サッカーの練習に参加する勇気があったら。」
後悔ではないが、自分の中の「やりたい!」を実現させる人生はきっとより楽しいものになるのではと改めて感じた。


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