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「江戸町すぎもと」唯一無二の三重前鮨。ミシュラン一つ星を返上し新たなスタート!


JR、近鉄「桑名駅」より徒歩15分。
桑名市益生から
春日神社の鳥居前の桑名市江戸町へ移転し
100年以上続いた「平和寿司」が
ミシュランの一つ星も返上され心機一転
去年2021年12月に移転オープンされ
新たな出発をされた
新「江戸町すぎもと」さんへ訪問です。



近くには蛤で有名な
三重を代表する名店「日の出」さんや
牛料理で有名な「柿安本店」さんがあるエリアです。


【オープン日】
2021年12月10日

【店主】
平和寿司から四代目を継承された大将の杉本大輔氏。先代の頃までは町寿司でしたが
杉本大将が四代目を継承されてからは
ハイクオリティーなカウンター鮨スタイルへ。

【店内】
店内は以前の平和寿司の町寿司雰囲気から一転
高級感漂う白木の一枚板のL字カウンター9席。

【シャリ】
酢飯を「はつしも」に変えられ
酢も米酢と赤酢をブレンドされたり

【おまかせコース22,000円(税込)】
▶︎蛤酒蒸し 桑名産
まずは平和寿司さんからの定番
蛤酒蒸しからスタート。
ひとつはそのままひとつはスダチを搾って味変。

▶︎白魚のお造り 桑名産
朝どれの白魚。塩をかけて。
ぶりんぶりんで食感が良く
胡麻と塩の塩梅が最高。

▶︎毛蟹あんかけ茶碗蒸し
平和寿司さんからの定番のあんかけ茶碗蒸し。
今回は昆布森産の毛蟹。
素材の味をストレートに味わえ紫蘇で爽やかな仕上がりです。

▶︎鰹 長崎県対馬産
アオサ海苔のペーストをたっぷりかけて頂きます。テーブルの前に出されるだけて磯の香りが漂う。「磯」と「藁」の薫りが見事に共演し旨いです。

▶︎タコ 日間賀島産
低音調理したタコ。
もちっとしていてシンプルに旨い。

▶︎トラフグ 篠島産
余市のあん肝ソースに
玉ねぎの入ったジュレポン酢
たっぷりかき混ぜていただきます!
濃厚な肝ソースが河豚に絡んで旨いにこんなの決まってる。笑

▶︎黒鮑とノドグロの酒蒸し
黒鮑 兵庫県浜坂産
ノドグロ 対馬産
ノドグロの脂でコーティングされている鮑が旨い。上品な味わいで汁が最高です。

▶︎バチコの炙り
しっとりとして日本酒のアテて最高。
今回はノンアルなので泣きそう。笑

▶︎フグの白子
自家製カラスミの塩味で食べる
ホワッホワで濃厚な白子。

【握り】
▶︎中トロ
神奈川県三崎産 やま幸 一本釣り 226キロ
鼻に抜ける心地よい香り、酸味、しっとりした身質、脂の旨味最高。



▶︎イワシ 千葉銚子産
舎利とネタがピタッとハマる一体感
脂の甘味と鰯らしい香りが口の中で溢れます。

▶︎平目 愛知県師崎産
上にはエンガワを乗せ
身の熟成されしっとり感と
エンガワの食感の対比を
口の中で楽しみながら脂の旨味を堪能。

▶︎馬糞雲丹手巻き
地元桑名産の海苔で巻いている。
海苔と雲丹の相性最高。

▶︎大トロ
神奈川県三崎産 やま幸 一本釣り 226キロ
筋の力強い甘さ口に広がります。

▶︎牡丹海老 北海道増毛町産
ねっとりして雑味の全くないネタの甘味が最高。

▶︎松坂牛の鮨
平和寿司さんからのスペシャリテ
松阪牛を用いた巻物。
希少部位の松阪牛「三角バラ」に
大葉、ニンニクチップ、梅肉
おぼろ昆布で巻いてます。
霜降り肉ですが薬味がうまく調和が取れていて
地元三重の松坂牛鮨を食べれます。

▶︎コハダ 熊本県天草産
身はしっとり柔らかくシャリとの一体感良し。

▶︎カマトロ
神奈川県三崎産 やま幸 一本釣り 226キロ
身の旨味が押し寄せ
口の中で舎利との蕩け一体感が最高。

▶︎サヨリの昆布締め 愛知県篠島産
心地よい身の歯切れ感と香りが良い。

▶︎鯵 長崎県五島列島産
あっさりめの脂ですが舎利との一体感素晴らしいです。

▶︎赤身漬け
神奈川県三崎産 やま幸 一本釣り 226キロ
吸い付くような身質と素晴らしい香り。

▶︎春子鯛 淡路島産
脂が爽やかでしっとりした身の解け具合と舎利がナイスバランス。

▶︎味噌汁 牡丹海老出汁

▶︎ネギトロ巻き
沢庵入り


▶︎お稲荷さん
移転してからの新メニュー

▶︎焼きたて卵焼き
平和寿司さんから定番のカウンターで焼かれる
出来立て熱々の卵焼き。


▶︎デザート
自家製プリンと抹茶セット


【まとめ】
ごちそうさまでした。

地元桑名の蛤や海苔など
近郊のネタを中心に扱い
鮪は国内随一の仲卸『やま幸』さんから仕入れ
三重の松坂牛を用いた肉鮨を提供して
唯一無二の「三重前鮨」といってもいいと思います。

価格は平和寿司時代より上げられてますが
摘み9品+握り15貫+
味噌汁+玉子+デザートの全27品と
大変満足いくコスパで
平和寿司さんから継承される箇所と
進化されている部分が見え隠れする
大変素晴らしいお店でした。

平和寿司から
四代目を継承された杉本大輔大将の
町寿司からハイクオリティーな
カウンター鮨スタイルへ路線変更され
進化と研鑽を積み重ねた
新生「江戸町すぎもと」さん
これからも楽しみに通わさせて頂きます。

ありがとうございました。


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