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雑誌「ENGINE(エンジン)」に『Gray ravine』掲載

発売中の雑誌「ENGINE(エンジン)」に目黒区の『Gray ravine(グレー・ラヴィーン)』が掲載されました。

今回のテーマは、「今どきの都市住宅」ということで、都心の密集地に建つこの住宅が取り上げられました。

「ENGINE(エンジン)」はクルマを中心にした雑誌ですので、大きなインナーガレージがある住宅や、面白いクルマを所有されているお宅が良く出ていると思います。

今回の特集の面白いのは、必ずしもクルマがなければ生活できないわけではない生活圏の住まい手にとっての「クルマ」とは何か?そして、都市に住むと言うことの意味は? というあたりがジワリと伝わってくるところです。

この『Gray ravine』という住宅は、密集地の限られたスペースのなかで
坪庭を設けるだけではなく、階段室を上まで抜けている路地のようにつくることによって、家の中にもう一つの「外部」があるように感じさせようと設計しています。そのため地球環境との間に1つのグラデーションが生まれ、それぞれが歩み寄っているような住環境をつくれるよう意図しています。

北欧家具など、かなりこだわりのものが入り、ひとが住まい、家が彩りを持って来ました。もともと、そういうアクティビティを浮かび上がらせるために「グレー」で塗り込んだ内部空間だったので、この状態で空間が完成したとも言えます。

この記事の写真と、竣工してすぐの状態を取材していただいた

 japan-architects.comさんの写真

http://world-architects.blogspot.jp/2015/12/takeshi-hirobe-grayravine.html

を見比べてみるとその違いが伝わるかも知れません。

ぜひ、書店でご覧下さい(P94〜)。


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