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我が人生、思った以上にマンガに動かされている説


こんにちは、ライターの西です。

#私を構成する5つのマンガ 」というお題。マンガオタクを自認しながら、いざ「好きなマンガを選んで」と言われると必ず迷ってしまうタイプに入る私です。それが「自分のルーツとなっているマンガ」となると、さらにハードルが上がるのでは…?
と思いきや、価値観の基準になったり、後々マンガで得た知識を活かした恩恵を受けていたり。振り返ってみたら、私の人生は思っていたよりもマンガ成分多めでした。今回は、そんな私に影響を与えたマンガを5つピックアップしていきます。

ライターとしての武器を備えてくれた教育系マンガ
『落第忍者乱太郎』

私の「落乱」との出会いは小学生の頃。忍者マンガなのに火は吹かないし煙でドロンと消えないし、同じ頃読んでいたコロコロやボンボンと比べるとだいぶ派手さに欠けるマンガだなと思っていました。
ですが大人になってわかったのは、「落乱」の忍術がとことんリアルだったこと!そりゃあ影に生きる忍者がすぐ見つかるような派手な術なんて使いませんよね…。
「落乱」に教わった忍者や戦国時代の知識は、ライターになった今、歴史モノの原稿を書くうえでの大きな武器になっています。ありがとう。


私の中にギャグマンガの基準をつくりあげた快作
『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』

教育系マンガの「落乱」の対極とも言える、不条理ギャグマンガの「マサルさん」も外せません。小学校で「ボスケテ」や「ホムーランボール」、「さばのみそ煮!」のフレーズだけで、友達とゲラゲラ笑っていたのも最高の思い出です。
いまだに私の中で、「『ギャグマンガ』=『マサルさん』」の方程式は健在。キングオブギャグマンガです。今後もずっとこの価値観のまま、「ギャグマンガは、マサルかマサル以外か」と言い続ける未来しか見えない。


疲れた心を癒してくれたハートウォーミング日常系
『よつばと!』

フリーダム5歳児・よつばの生き様に惚れる名作です。自分も5歳の頃はこんなにも毎日全力で生きていたのだろうか…。
よつばを見守る周囲の優しさも大好きです。「あいつは何でも楽しめるからな」「よつばは無敵だ」という、とーちゃんのセリフからじんわり伝わってくる優しさにたまらなく癒されます。
あの世界、絶対に悪人が一人もいないですよね。優しい世界。私もこの世界の住人になりたいです。


私も巡礼者になった水の妖精と青い目の猫の物語
『ARIA』

優しい世界その2。「未来系ヒーリングコミック」の名は伊達じゃありません。灯里の天真爛漫さとアリア社長のゆるキャラぶりにヒーリングされてしまいます。
ヨーロッパ旅行に行くと決まったときに、「この物語の舞台となっているヴェネツィアは絶対に行く」と言って譲らなかったのも今では良い思い出。サン・マルコ広場をはじめ、“聖地巡礼”はとても楽しかったです!今後も私のようにヴェネツィアへの憧れを膨らませて、巡礼の旅に出る信徒は後を絶たないんじゃないかと思います。


夢を追う力をくれたヴァイキングの理想郷開拓記
『ヴィンランド・サガ』

最初は中世ヨーロッパを舞台にしたバトルマンガ。かと思えば途中から農業マンガになって、今度は建国マンガになったけど、やっぱりバトル要素も残ってる。だけれど、どれも面白い。それがこのマンガの魅力だと思います。
「戦争も奴隷もない理想の国をつくる」という理想論を周囲から否定されても折れないトルフィンの信念は、「私も見習いたい」と常々感じています。「もう人を殺さない」と誓ったのに、たまに怒りに任せて敵を殺しそうになる人間臭さも好きです。


以上、「 #私を構成する5つのマンガ 」でした。本当はラブコメマンガとかも好きなのですが、ラブコメを活かせる人生を送ってこなかったので今回は保留です。


これから先の人生ではどんなマンガが影響を与えてくれるのか。自分のことながら、文章を書いていてちょっとワクワクしてきました。これからももっとマンガ読んでいこう!



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