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2030年まで、デジタルヘルスの成長とともに、どのように人生を歩んでいこうと考えているか隠さずに話します

連日、AIの話ばかり書いていて、
そして2024年はどうなるかとか、2024年の自分の目標とかを連日書いているるのですが、
それくらい「2024年」という年が大事で、また「AI」が大事なんです。

自分は、自分自身も「商品」や「会社」のように「モノ?」や「プロデュース対象の製品」のようにとらえていて、
そのため、
「いつ、どのように売り出すか」みたいなことを自分自身に対しても考えたりしています。

そして、商品に「流行りすたり」があるのと同じで、
自分自身にも「流行りすたり」があると思っています。
ただ、普通と違うのは
その流行りすたりの変化を
「社会」に勝手に操作されるのではなく、自分自身で操作していきたい
と思っています。

このタイミングで露出が増えたり流行っている感じが見えたり、
このタイミングでは、「加藤は消えた」みたいな感じで存在感がなくなったり。
自分でその強弱のツマミを調整できたら一番いいと思っていて、2017年に厚生労働省を辞めたときに、自分の流行りすたりのグラフを考えて、それを実践してきました。

2017年くらいに作りだしたスライド

上記のスライドは、厚生労働省をやめた2017年くらいに作りだしたスライドで、
本としては2021年2月に発売された『デジタルヘルストレンド2021』(メディカ出版)に初出で掲載されているものです。
(自分の講演を当時から追っかけてくださっている方は、2018年あたりからはよく見ていたスライドだと思います。)

デジタルヘルス領域は、早いと2015年、普通だと2017年前後、遅くとも2019年あたりには、未来に向かって前の時代の価値観から大きくジャンプして、
「未来はこちら側」の掛け声とともに、新しい価値観に移って取り組みを始めている人が多いと思います。

ちなみに2018年時点でそのような「次の時代」の価値観に移って活動している医師を30人ピックアップしてインタビューしたのが、自分の代表作の一つ『医療4.0』(日経BP社・2018年)でした。

話を戻すと、
それら「次の時代の医療の取り組み」(それを本では「医療4.0」と表現しています)が花開くのが、
1つ目の山の「2025年」(2024年年末から2025年)

その後、2026年くらいは、旧体制(旧時代の権力体制)が崩壊して、新体制と入れ替わるときにやや全体的にダウンするのですが、
「2028年~2030年くらい」になると、新体制が確立され、2つ目の山がくると考えています。

自分の人生・流行りすたりの話にもどすと、
上記のデジタルヘルスの波に合わせて自分もコントロールできたらいいなと思っていて、
2025年に1つ目のピーク、そしてその後ちょっとのんびりしながら、2028年くらいに2つ目のピークを迎えて
2030年まで、今のデジタルヘルスの流れは最高潮に向かっていくので頑張ろうと思っています。

ちなみに裏話なのですが、2018年出版の『医療4.0』のサブタイトルを
~未来を描く医師30人による、2030年への展望~
としていました。

本って出版するとすぐに古くなってしまうのですが、サブタイトルに「2030年」と入れると、2030年のときに「当たっていた・当たっていないみたいな話ができるかな」と思ってやりました。
というのはすなわち、本は普通はすぐ古くなるけど、2030年くらいまで古くなっているのを感じにくくなる効果を狙っていました。

また出版したときには自分の頑張っている人生の一つのピークを
「2028~2030年」=「47~49歳」
に定めていたので、そのときの武器を増やしておきたいという考えもありました。

ありがたいことに、2018年出版の『医療4.0』も今だに売れ続けていて、増刷されて、第6刷になっています。
(2022年に出版された『医療4.0 実践編』もありがたいことに第3刷です)

※2030年になると、だんだん2040年代の「ポスト労働社会」(労働をしなくてもいいようになる、好きな人だけが仕事をしていて、お金のために働く「労働」という概念がなくなる)の足音が聞こえてくると思っているので、
またそこからは違う感じのグラフになります。


こうやって流行りすたりをコントロールするのは、
「ずーっと出っぱなしだと飽きられる」という意識が一番大きいです。

自分は鮨とハンバーグが好きなのですが、
1週間毎日昼・夜とハンバーグを食べていると、さすがに1週間後くらいすると飽きてきます。鮨も一緒です。

そのため、いくらいい感じにやれていたとしても、
「出ずっぱり過ぎてはいけない」と思っています。

実は、2021年中盤~2022年は、個人的にはあまり発信をせず、自分の専門知識や内部・内面の充実をはかってきました。

わかりやすいものだと
・海外のデジタルヘルス研究
・各上場企業(医療系以外も含めた)のヘルステック事業研究
・ヘルステックビジネスの新規事業開発を体系的にまとめる
ようなことをしてきていましたし、内面的な話だと
・経営戦略
に関わる感じの事を、10個以上くらい年上の先輩の経営者の方々に教えてもらないながら視座が高まったり、人間的にも成長させてもらったと思います。

こういう感じで、人生って
「ひざを曲げて⇒ジャンプ」の繰り返しで、
ここ2年くらい、ひざを曲げて充実させてきたので、いよいよ2024・2025年でジャンプをしていこうと思っている感じです。

今日の話をまとめると、
成長は1次関数のような直線の右肩上がりで進むのではない、
右肩上がりであっても、「波」の形で上下しながら右肩上がりをしていくイメージを持つといい。

そして、その上がり下がりを自分でコントロールして、
意識的に「露出と充実」に時間を当てられるといいのではないかと思っている。

みたいな話でした。

今日は、有料ゾーンをあえて設定せず、全部読んでもらえるようにしています。

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