飛び抜けた能力も無く、体の小さな僕が社会人野球に進めた理由

飛び抜けた才能なんて無かった!

遠投は調子が良くて90メートル程
50メートルのタイムは良くて6.5秒
ガンガン打てるパワーも無く
守備も確実に取れるアウトは撮る程度

そんな僕がなぜ、大学野球から社会人野球に進めたのか!

社会人野球を見た事はあるだろうか?
強豪と呼ばれるチームは全国にいくつもあり、ハイレベルなプレーヤーの集まりだ!
一概に言えない部分もあるが、体格で見れば180センチを超えてお尻がプリプリな人や
学歴を見ても名門大学・高校を出て甲子園経験者や地方の記録を持った人も多い。

ところが僕はというと、身長は165センチ、体重は65キロ、高校・大学は全然名門とは呼べない地方出の1人でした。

そんな僕は大学から先の野球へ挑戦する事は想像もしてなかったし、できるとも思ってなかった。
そんな僕に声をかけてくださった社会人野球の恩師とも言える方は、声をかけた理由を直接教えてくれた!

『ボールの見逃し方が良かった』

その一言でした。
大学4年に全国大会に出れて東京Dで試合をする事があった。3番セカンドでスタメンだった僕は3度フォアボールで出塁した。その内の1度は押し出しで打点もついた。
その「ボール球の見逃し方」がとても気に入ってもらえたみたいだ!

中学の頃からボールの見逃し方にはこだわりを持っていた。
・ボール球でもタイミングを合わせる。
・完全なボール球でもすぐに目を切らない。
・内角に厳しいコースでも退け反らない
この3点は常に意識していた!もちろんヒッティング練習の時も!
それがヒットに繋がるかどうかは別として、相手投手や捕手からすると嫌なイメージになるであろう!いくら練習で何百球と打ち込んでも、ゲームでの1打席はわずか数球、下手すれば1試合でも数球という世界。その中の1球をいかに自分のものにするか。無駄な1球は無くすつもりで臨んでいたのは今でも覚えている!

意外とボール球に関わらず、見逃し方が悪い人は多い。目を切ったり、体がポンと浮いたり、体勢が崩れてみたり…
意外にもそこに注目するプレーヤーは少ない気がする。決して褒められたくてしていた行動ではないが、そこを見て貰えていた事が嬉しく、そして自分の行いに自信が持てた瞬間だった!!

みなさんは普段どんな見逃し方をしていますか?
それは本当に意味のあるものですか?

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