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博物館に行く理由

上野の国立科学博物館で開催されていた特別展「海展」

この特別展はとても素晴らしい内容でした。国立科学博物館には幼年期からの思い出もあり、特別展のチケットで同時に観れた地球館・日本館の素晴らしさも再認識しました。

最終日に観ようとしたけど、なかなか入れずにドタバタした哀れな男の記録を、反省を込めてここに記しておきます。


観たいものはすぐ観よう!

夏休みの時期から、多分秋ごろまでやってるなって認知していたけど
facebookで知人から「昨日行って来ました」とのコメントがあり、
そういやいつまでやってるのかなとサイトを見たら…

      え?明日まで💦
      絶対に見たい‼️

そう、そういう展示だったので焦りました。
人に紹介しておいて…夏は色々忙しくてすっかりチェックを怠っていたのでした。

海展サイト https://umiten2023.jp からチケット購入しようとしたけど…

    え?売り切れ⁉️💦

他の購入方法は⁉️と、ローソンやセブンイレブンのリンク見たら…
こちらも販売終了‼️

    う、おおおおお💦

当日券について問い合わせようと思いつきました。
博物館のオフィシャルサイトには電話番号がなかった。
メールでは間に合わない!

104で調べたところ今のご時世こんなことなかなかないとは思うけど運よく関係者につないでもらえた。

電話に出てくれた関係者によれば、前日の日曜日は午後4時半から入場できるチケットが午後1時半段階でハケてしまったとのこと💦 今日は月曜で祭日。ちなみに開館時間は午後5時まで。とうてい30分で観れる内容ではないとは思うけど…

    何⁉️この海に対する熱は⁉️

今日は雨だから、来場者も少ないだろうから、今から行っても当日券は大丈夫かな?と、微かな望みを抱いて受話器を置こうとしたそのとき
…職員さんが

   アプリからも購入できますよ。
   こちらはまだ数に若干の余裕
   があります。

とのこと。お礼を言って電話を切り、慌ててアプリをダウンロード。
会員登録しないとチケットを購入できないので、メールを登録。

    しばらく待ってみる…

しかし待てど暮らせど認証のメールが届かない…時刻は午後1時を回っていた。こうなれば、イチかバチか当日チケットしかないなとバス停へ向かう。

外は雨。バス停にはありがたいことに雨よけの屋根がある。ベンチもあるけど…ずぶ濡れで座れない…

立ったままリュックを胸の前に抱え、スマホを取り出して、バス待ち時間にもう一度メールをチェックする。しかし、アプリからのレスはなく、本登録へ進めない。

まだバスは来ない。雨音が激しくなる… ため息をついて、アプリに戻って新規会員登録のトップページをスクロール…すると!

メルアド以外にもLINEでログインできることを知る❗️

で、スマホからLINE経由だとあっさりクレジットカード決済でチケット購入できてしまった❗️…バスが来た‼️

※ちなみにスマホ画面が尋常な状態ではなかったことを次にセクションでお伝えいたします。まさに奇跡のチケットだったのです…

    ………………………………

僕の住んでいる町から上野まで私鉄を使ってほぼほぼ1時間はかかる。

電車に揺られながら、ほっと胸を撫で下ろし「観たいものはすぐ観るべし!」と心に刻むヒロシであった。

天気が良ければ京成上野で降りて歩いても良かったけど、雨がすごかったので日暮里からJRに乗り換えてJR上野駅で降りました。

会場に到着したけど入れない?!

JR上野駅から博物館はさほどの距離ではないけど、傘をさすたくたんの人々を目にしました。連休最終日の月曜。皆が海展に行くわけではないにせよ、ですが…
会場に着いて驚いた!

雨なのにたくさんの人たちが当日チケットのために並んでいました

チケットを購入済みの僕は、スイスイ入場😁‼️
…のハズでしたが…………😅💦

話は遡りますが…

2023年9月サイクリング中、自転車に取り付けた安っぽいスマホケースを使っていたので段差乗り上げた時パカっとケースが開いて、走行中の自転車から放物線を描いたマイスマホがアスファルト地面に激突!こんな有様に…

幸い、画面表示だけがバクっているだけだったので、内部は支障なく機能しているようでした。

スマホの代わりにiPadを!とはいえ自分はもともとねっころがりながら自宅Wi-Fiでアマプラの映画観る目的で、中古を購入したので、電話回線の契約はしておらず。iPadのWi-Fiを iPhoneでティザリングしてなんとか出先でもメールやLINE、SNSなどのレスポンスができるようになりました。確かPayPayもこれで決済できたような気がします。

ところが、博物館のチケット確認の入場口でiPadからチケット出そうとしても出てこない😅スマホから購入したので、スマホからじゃないとチケが表示されないらしい… で、ぶっ壊れた虹色のスマホからQRコード読もうとしましたが、QRコードの表示と虹がかぶってしまいできませんでした。チーン。

iPhone 崩壊事件関してはNOTEに別記事があります。興味のある方はどうぞ:

救世主現る!

でも…

受付の人が 「購入した時の番号を控えておきますので入場なさってください」と優しい対応をしてくださりました。やった! 感謝!!!😭
こうしてようやく博物館に入れました!!!

海は命のみなもと

僕個人の話ですけど…

あまり普段意識はしませんが、たまにですが、自分は「人類」なのだとか「生命」なのだとか、ってことを感じたり考えたりします。

展示の始まりは海の誕生。ここから全てが始まりました。

中学時代にSF作家の光瀬龍さんの「百億の昼と千億の夜」という小説を読みました。「ポーの一族」「トーマの心臓」や「11人いる」など当時の少女漫画のカリスマ的存在だった萩尾望都さんが、週刊少年漫画雑誌「少年チャンピオン」に突如として連載を始めたことに僕は衝撃を受けました。

「ドカベン」などのスポーツ漫画や「マカロニほうれん草」などのギャグ漫画が盛んに読まれている時代にこの作品はとても異質でした。

      僕たちはどこから来て、どこへ行くのだろうか?

科学の根本的なこの命題に真っ向から切り込んだマンガでした。

今だったらYoutubeでこれらの問いに関して何らかのリアクションをしてくれるコンテンツはいくつもあります。例えばこれ。

でも当時の僕はこの漫画から入り、そして原作の小説で空想を膨らませていました。

今の時代の視点でナーバスな宗教的な尊厳を考慮したりして読み返すと、タブーを無視してエンタメ色を追求した過激な箇所もいくつかあります。

しかしながら光瀬龍さんが小説のオープニングで描いた「地球の生命の誕生までのプロセス」は、当時ネットもYoutubeもなかった頃の僕にとっては衝撃的でした。

この作品は教科書や図鑑で知り得た断片的な知識しか持っていなかった自分に、壮大な生命誕生の抒情あふれる詩的なストーリーを届けてくれたのでした。

当時は今と比べると生命の神秘や宇宙開発に関して直接的な探究の姿勢がテレビや漫画、新聞など庶民レベルでもあり、これらの分野をテーマにしたニュースや作品が多々取り上げられて、人々の関心が高い時代だったような気がします。

萩尾望都さんに限らず竹宮恵子さんなどもそういうジャンルの作品を少女漫画の中で描いていました。少年誌でも言わずと知れた手塚治虫さんの「火の鳥」「ネオ・ファウスト」、松本零士さんの「銀河鉄道999」「ミライザーバン」「帰らざる時の物語」なども生命や宇宙の根源に関する問いをテーマにした作品だと思います。

 ※エイリアンシリーズの先を行っていたような気がします。
  当時はハリウッドよりレベル高かかったのではないかなぁ…

いずれにせよ、これらの作品を通じて感化されたのは、生命の根源は何なんだろうか?僕たちはどこから来て、どこへ行くのだろうか?とういうところです。

小学生の頃、父や母は僕たち兄妹をちょくちょく上野の科学博物館に連れて行ってくれました。ミイラや大きな動物の骨を見て興奮したのを覚えています。エジプト展も観たかな?

学校の教科書や図鑑、テレビの映像で感じるスケール感とはまた別に、そこに「存在する」リアルな展示は子どもの心に大きく刻み込まれるのでしょう。今ならネットもVRもあるかも知れないけど、ぜったい博物館には敵わないと思います。

別の次元での「体験」なのです。

展示概要

内容は海の誕生から、生命の誕生、そこで暮らすさまざまな生き物たちの多様性の賛美が前半部分。
そして人類の誕生と、海洋進出、深海進出と展示が流れていきました。

ここまでは小さなお子様連れの来場者😊向け。ここはほんと一日いても飽きない素晴らしい展示があります!

さてさて後半は海洋汚染、マイクロプラスチック汚染、漁獲制限による漁獲高の安定、人工的に環境をコントロールしようとすることへの警鐘など、なかなか突っ込んだ内容が織り込まれていました。

同時に地球館や、日本館もたっぷりみることができ、3D 360 度映像と音に包まれた球体の中で、台湾から与那国までカヌーで黒潮を横切るエキサイティングな体験ができました。 

カモミールの森 公式 on Instagram: "今日は、国立科学博物館  @kahaku_nmns 特別展「海展」を観に行きました。 最終日、オフィシャルサイトやコンビニでチケットが売り切れており、ヒヤヒヤしましたが、チケットアプリから購入できて観ることができました。 会場は最終日ということもあり、雨にもかかわらず沢山の来場者で賑わっていました。 内容は海の誕生から、生命の誕生、そこで暮らすさまざまな生き物たちの多様性の賛美が前半部分。 そして人類の誕生と、海洋進出、深海進出と展示が流れていきました。 ここまでは小さなお子様連れの来場者😊向け。僕は小学生の頃、父母に連れられてミイラや骨を観に行ってコーフンした思い出があります!ここはほんと一日いても飽きない素晴らしい展示があります! さてさて後半は海洋汚染、マイクロプラスチック汚染、漁獲制限による漁獲高の安定、人工的に環境をコントロールしようとすることへの警鐘など、なかなか突っ込んだ内容が織り込まれていました。 同時に地球館や、日本館もたっぷりみることができ、3D 360 度映像と音に包まれた球体の中で、台湾から与那国までカヌーで黒潮を横切るエキサイティングな体験ができました。  個人的な意見ですが、博物館にはぜひ親子で足を運ぶと、絶対に楽しいと思います! #海展 #国立科学博物館 #国立科学博物館特別展" 11 likes, 0 comments - kamillenwald on October 9, 2023: "今日は、 www.instagram.com

最後に

❶観たい展示は最終日に行かないこと。早めに行って、もっと観たいと思ったところを再度訪れてじっくり観てみよう。あまり一度に詰め込まず、何度か訪れて、吸収し、調べて、また観て、自分の興味の糧としよう。

❷博物館にはぜひ親子で足を運ぶと、絶対に楽しいと思います!

おまけ

TicTok的なショートレポート









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