英語を学び直したい人のための「ちょいと使える英語 Vol.4」
今回のテーマは「英語にならない日本語」です。
習慣や文化の違いから、英語にならない日本語のフレーズというのがあります。
例えば、「お疲れさま」
あらゆる場面でこの言葉を使いますが、英語にはこれに相当するフレーズはありません。使う場面に応じて相当する表現を使い分ける形になりますね。
・仕事を終えて帰る際の「お疲れさまです」
“Have a good evening.”
遅くまで残業した後なら、”Good night.” とか“Take a rest.”(ゆっくり休ん でください)
・一つの案件、仕事が完了した際の「お疲れさまでした」
“Well done !” とか “Good job !” (主に上司から部下にかける言葉「よくやった!」)
・社内ですれ違った際の「お疲れっす」
“Hi !”
あるいは “How is everything ?” “How you doing ?”など「調子はどう?」という意味。
次に「よろしくお願いします」
これも英訳困難な日本語です。何をよろしくなんだかわからない曖昧な表現は英語にはありません。使う場面によって、それが意味するところを具体的に表現する必要があります。
・何かをお願いするときの「よろしくお願いします」
“Thank you for your kind cooperation.”(ご協力よろしくお願いします)
・年末挨拶の席で取引先に言う「来年もよろしくお願いします」
“I hope we would keep good relationship next year.”
(そもそも年末挨拶という習慣はありませんが)
何をよろしくなんだか言ってる本人がよくわからない場合は、英会話では言う必要なしと思ってください。
そして最後に、謎のフレーズ「お世話になっております」
お世話になった覚えもないのに「お世話になっております」
初対面なのに「お世話になっております」
どちらかと言うとこっちが世話しているのに「お世話になっております」
こういう謎の表現は英語にはありません。おそらく他の言語にも。。
しいて言えば、”Thank you for your continued support.”という感じですが、まあ使いませんね。
次回は、「日本語にならない英語」を紹介します。
See you next time !
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