紹介状を持って病院へ(2回目) #004
翌日、再び病院へ。
一日が長く感じた。
病院で診察を受けられるからと言って、すぐ精密検査をしてもらえるものなんだろうか。
「早く検査してほしい」という気持ちでいっぱいになる。
総合受付でもらったファイルを診療科の受付へ渡し、体重と血圧を測って問診票を書いた。
スマホの充電が切れそうなこともあって、待ち時間かかるなら少しの時間外へ出ていても大丈夫かと思い聞いてみると、担当する先生が決まって順番が決まるまでは受付前のソファーで待つように言われる。
呼ばれるまでおとなしく診療科の前で待つことに。
一時間ほど待っていたら私の名が呼ばれた。
別の大学病院に通院した時、予約していても三時間くらい待ったのことがあったので、一時間という時間は早く感じた。
診察室へ
まずは紹介状に入っていた病院での検査結果をもとに、先生とお話。
「今日コルポ検査していきますね」
(今日検査できるんだ!!)
少しホッとした。
超音波検査中、「子宮スゴいキレイですよ」と言われる。
(ガンかもしれないのにキレイと言われても…)
少し複雑な気持ちに。
コルポ検査へ
「4回バチッとします」
4回!!
(ヒィィィィィ!!神様~!仏様~!お母さん~!)
と内心叫びながら、待ち構える。
「バチッ」
(あれ?思っていたほど痛くない…)
「バチッ」
(大丈夫。痛くない…)
「バチッ」
「はい、3回で大丈夫です」
(終わった…?以外にあっさり…)
バチッとしたときに少し衝撃はあるものの、痛みという痛みはなかった。
コルポ検査後
結構、出血があるので子宮にガーゼを入れてその日は帰宅、
翌日にガーゼだけ取りに来ることになった。
コルポ検査の結果は2週間後。
検査結果と教授の診察で、今後の治療方針を決めるとのこと。
「悪性の可能性が高いから、コルポ検査の結果待たずにCT検査とMRI検査はしておこう。なんでもなかったらごめんね。」
(検査するに越したことはない…謝るところじゃない。なんでもなかったら喜ぶだけ。検査してくれてありがとう)
(ここまできてなんでもないことないんだろうな…)
いろいろな思いが湧いてくる。
結果待ちと教授のスケジュールで教授の診察までは3週間くらい間があく。
また待ち時間…
大きい病院だから検査するのも次の段階へ行くのも時間がかかる。
事態が深刻なほど進みが遅いと身をもって感じた。
すべては自分が放置した結果だ。
続く▽