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日本のトライアスロンをいかに海外へ発信するか

先日、JTU(日本トライアスロン連合)が海外への競技普及を目的に、以下の動画をYouTubeにアップしました。

動画は昨年、お台場で開催された日本選手権レースのハイライトです。これに英語字幕の解説を付け、レースに臨む上での基礎知識やスキル、またコロナ感染拡大予防のための取り組みなども紹介しています。

そして、この企画の面白いところが「ターゲット」なのですが、海外向けとはいってもトライアスロン先進国ではなく、発展途上国に向けて作られたということです。

僕はこれを知った時、目から鱗が落ちる思いでした。

というのも、僕もYouTubeで色々な動画を出しており、日本のトライスロンをどうにか海外に発信して興味を持ってもらいたいと考えていました。しかし一方で、海外ではトライアスロンの歴史や競技力、レースの華やかさなどは日本の遥か先を行っており、日本のトライアスロンを発信したところで見向きもされないのではないか、とも思っていました。

僕の頭の中では「海外への発信=欧米先進国への発信」と勝手に出来上がっていたのですが、今回のJTUの普及動画は発展途上国向け。そうか、先行する欧米ではなく、日本を手本にしようとする国々に向けてメッセージを送ればいいのか!

この辺りの考えはマーケティング戦略の「顧客ターゲット」をいかに設定するか、ということにも繋がりますね。日本のトライアスロンのことを知りたいと考える人は先進国には少なくても、発展途上国には多いはずです。

そして日本には宮古島、佐渡、アイアンマン70.3セントレアなどのロケーションやレース規模の大きなレースのほか、お堀を泳ぐ大阪城トライアスロンなどのユニークな大会も数多くあります。海外の人に伝えたい「日本トライアスロンの魅力」は充分すぎるほどたくさんあると思っています。

日本のトライアスロンをいかに海外へ発信するか。今回はそのターゲットについて、JTUの普及動画から気付かされたお話しでした。

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