家庭学習における義務教育課程修了実現に向けて(編集中)
●前書き
国の統計では不登校の小中学生は増加傾向にあり、2020年度は全国で19万6000人余りと、過去最多を記録。
尚、その数は現在も尚増え続けており、天井が見えない状況が続いている。
果たして、文部科学省はこれまで何も対策を打たず、これほど事態が悪化するまでそれについて放置してきたのだろうか?
勿論、そのようなことは無く、具体的な対策として、学校における取り組みを改革してきた。
校内におけるスクールカウンセラーの配置、教職員資質の向上、不登校児童生徒における学校外の学習状況の把握と評価工夫…
しかし、実状、これらの対策は完全には機能しなかったため、現在でも社会問題の一環として取り残されている訳である。
*現時点で無理して学校に通っている子、お子さんを抱えている親御さんがいらしゃいましたら、『学校に通いたくなければ通わなくても良いが自己責任』という章を先にお読みください。少し尖った内容ではありますが、お役に立てると思います。不登校は何も本人のみの責任ではありません。私たちが社会問題としてしっかりと取り組んでこなかったのも原因です。なので、一人で気負いせず、一緒に解決していきましょう。
●メタバース教育は直ぐに定員に達してしまう
先日、アベマプライムで不登校対策支援としてメタバース教育が放送された。
私の率直な感想としては、オンライン授業をベースとした教育のあり方については大いに賛成である。
それのおかげで、様々な事情があって、学校に通えなかった子が普通教育を平等に受けられるからである。
ただ、現状、メタバース教育を取り扱っているのは一部のNPO法人のみであり、学校全体に浸透するのは数年、いや数十年先の話だと思う。
また、そのような便利なサービスは人気が高まり、利用者過多ですぐに定員オーバーになってしまい、それを受けられない子が続出してしまうと思う。
その他にも、需要と供給のバランスが合わず、講師の数が不足してしまう、普通教育とは少し違った内容のカリキュラムになってしまうといった懸念がある。
なので、正直、過剰な期待はできない。
ただ、従来の教育とは違い、現代ではICT教育が浸透してきているので、国が教育に対して資金導入すればメタバース教育が主流になるかもしれない。
●学校に通いたくなければ通わなくて良いが自己責任
外部、内部のストレスの影響で、精神的・身体的に症状が現れている子は、体調が回復するまで休養して欲しい。
私も高校時代、現在の持病とは関連はないが、同級生とソリが合わず浮いてしまい、自律神経失調症の手前まで症状が悪化し、学校休養を余儀なくされた。
はっきり言って、私にとって高校生活はつまらなかったし、トラウマである。
だけど、高校生活の最後の方は、単位を取るために学校に通った。
私の価値観では、学歴はそれほど重要なものという認識はないが、社会全体的な価値観としては学歴主義なのは間違いない。
日本は現在経済不況であり、会社側は新卒者の雇用にシビアになっており、少しでも優秀な人材を雇用したいと思っている。
そのための条件として、学歴を重視する。
また、優秀な大学の定義としては平均偏差値60以上で、その中で更に厳選され、一人が選ばれる。(学歴重視の企業の場合)
学校に通わないという選択肢はあるが、以上の理由から十分な休養を取ったら学校に通った方が、社会に出た後の無駄な苦労は減る。
ただ、十分な休養を取っても上手く学校に通えそうにない場合は、通信教育に切り替える、別の学校に転校して、偏差値の高い大学を目指す、もしくは専門学校・資格学校に通いスキルを身につけるのがベストな選択肢である。
メディアでは度々学歴が無くても成功している人が取り上げられている。
が、その人たちはYouTuber、プロゲーマーのような特別な才能を持っている人と何ら変わりは無く、誰しも当てはまるものではない。
それを敢えて目指すのは自由だが、汎用性のスキルを重視した方が一般的に望ましいだろう。
自分の人生は自分で舵を取るものなので、後は自分で考えてください。
●家庭学習における義務教育課程修了実現に向けての取り組み
現在では、小学生〜中学生までなら学校に通わなくても(一部の私立中学校は除く)義務教育課程を修了することは可能です。
ただ、現状として受験の際に必要となる内申点は当然空白になり、受験の際に不利に働いてしまうことがあります。
それを解消する取り組みとして、家庭学習における単位取得、また、内申点による評価のハードルの引き下げを教育委員会に求めたいと思います。
それが実現できれば、週、月に数回程度学校に通うといった柔軟な登校制度が整い、子どもが無理なく通校できるようになります。
また、国語、数学、英語といった主要科目、サブ科目につきましては、家庭学習でも十分に理解できると思います。
理科の実験のような実技に関してはオンライン動画を活用すれば、家庭学習で十分にまかなえます。
内申点については、EQテスト、自己分析を採用し、なるべく客観的な評価を最小限に抑える。
そうすれば、通校の有無に関わらず、公正な評価がつくと思います。
ただ、この方針だけだとオンライン学習の推奨になり、学校という教育機関が機能しなくなってしまい、本来の立ち位置が不明瞭になってしまいます。
それを無くすため、家庭学習を推奨する子たちの基準を設け、家庭学習に移行した方がその子にとって望ましいと判断した場合のみ採用する。
当然、学校という機関が無ければ、子どもたちのコミュニケーションの機会の損失に繋がり兼ねません。
なので、学校が苦手な子たちも数回程度できる範囲内で少人数制のリアルな教育を受け、社会に出た際に周りとのコミュニケーションが円滑に進むような配慮を行う。
これらが上手く機能すれば、様々事情があって通えない子たちの救済に繋がると考えています。
▲署名活動(編集中)
以上の内容を踏まえ、署名活動を開始いたします。
こちらの意見に賛同していただける方がいらっしゃいましたら、下記の概要欄から署名サイトに飛んでいただき、賛同のほど宜しくお願いいたします。
私たちが教育に対して何かしらのアクションを起こさない限り、社会問題はいつまで経っても解決しません。
それを分かっていながら、放置することは放任主義と何ら変わりはありません。
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