【胃がんサバイバー日記】今しかできない事。
皆既月食
期間限定や数量限定などに飛びつくタイプではないし、#皆既月食 がなんなのかもよく知らないが、何度も何度も見聞きするとさすがに気になってくる。先日の20時くらいから30分間程度"だけ"見られる現象というのは理解できた。次回は10数年後のようなことも聞いた。そんな時間は普段は仕事してるのだが、今週は家にいる。何処かまで苦労して行く必要もなく、天気さえ良ければ見られる。なら見るかと思い、時間になったので外へ出たが、月明かりさえ見えないくらいの雲。極度の方向音痴だから間違ってるのではなく、見られない天気だった。
でも、ここから日本全国の望遠鏡からの景色が見られるとのことだったので見てみる。近隣の県は同じような空だったが、北海道は晴天のようでリアルタイムで月の変化が見られた。その変化の一枚がこちら。
#赤銅色の綺麗な月 が見られた。
余談だが、死ぬまでに見られる満月は18回程度と聞いたことがある。もちろんもっと多くの回数が生きてるうちには満月になるのだが
条件として 夜、天候不良以外、月が出てる時間に起きている、空を見上げる行為、満月。などが揃うのはあまりないらしい。いつでもできる、と思っていることほど、#貴重な体験 なのかもしれない。
手の倫理
#手の倫理 というタイトルや、本の表紙を見ただけでは絶対に読まないような本。この中の一文を引用して書いてあった記事を読んだので、興味を持って読んでみた。
本の内容は
この方などが書評してくださっているので、内容は割愛するが、一言で言うと「さわる」と「ふれる」にまつわる事だけが書かれている。
入院する時に買ったパジャマは、さわり心地の良いもの、それを意識したことをこの本を読んで思い出した。肺がんで亡くなったこの方も同じような事を話されている、#さわり心地と安心 は近くにあるのかもしれない。
主に、手(だけではないが)と言うインターフェースを使った一行為に過ぎないが、とても興味深かった。同じ対象に同じ行為をしたとしても、「さわる」時と「ふれる」時があったり、一方的な行為でもあり、双方向の時もある。関係性や温度、強さ、などの要因で如何様にも変化し続ける。
本書に出てきた、19歳で視覚を無くした女性の言葉で、"安心のために無責任な優しさに身を任せる、それは相手を信頼していないからできる。"という言葉がとてもドキッとした。
猫を撫でて、ゴロゴロ喉を鳴らすように、ふれたり、ふれられたり、ふれあえたりすることがたくさんできたらいいな。
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