このコロナ禍を機会に労働意欲を減退させないベーシックインカムを導入しよう【提言】

先月、スペインで、ベーシックインカム導入の話題があったと思います。
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スペインで「ベーシック・インカム」導入、経済大臣が宣言
https://forbesjapan.com/articles/detail/33596

「新型コロナウイルスの感染者数が世界2位に達したスペインは、経済の立て直しに向け、可能な限り迅速に「ユニバーサル・ベーシック・インカム（最低所得保障制度）」制度を導入することを決定した。」
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ただし、このスペインのベーシックインカムは、低所得者への給付なので、純粋なベーシックインカムではありませんが、本格的なベーシックインカムへの布石になるのではないでしょうか。

お金を人類以外から見れば、単なる紙切れや金属でしかありません。それを社会が貨幣として認めることで、紙切れや金属の塊に価値が生まれるわけですので、ベーシックインカムも通常の貨幣として社会が認めれば導入できます。

そこで、私が提言するベーシックインカムは、

以下のようなシステム概要になります。
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ベーシックインカムの導入のし易さと、今までの貨幣制度との折り合いをつけられるように考えてみました。

このベーシックインカムは、有効期限付きの電子マネー（以下、ベーシックインカム電子マネーと称します）とします。

有効期限は、1〜2ヶ月くらい（又は、数年とするか、死亡するまでとするかは今後の検討課題）とします。

仕事をしていない人は有効期限が切れると、0円になりますが、

仕事をしている人は、半額を通常の現金に交換できるようにします。これが働くことへのインセンティブになります。これで労働意欲を維持します。（交換しないことも可能とします。）

支給方法は、

マイナンバーに紐付けた銀行口座一箇所のみに振り込むことにします。（二重取りの防止）

お金やポイントの流れ

このベーシックインカム電子マネーで商品を購入したときのポイント制度（楽天ポイントやTポイントなど）との関係ですが、
このベーシックインカム電子マネーで支払った場合は、この金額に対して付与されるポイントの場合、有効期限1ヶ月とかの有効期限付きとします。

ベーシックインカム電子マネーで、物品を購入した場合、販売者は通常の現金として売上代金を受け取ることができるようにします。
ベーシックインカム電子マネーから直接、現金への交換を禁止すれば、物品販売の経済の流れを止めることはありません。

ある意味、ベーシックインカム電子マネーは、有効期限付きの物品購入権の働きをします。

これで今までの貨幣制度を維持したままでベーシックインカムの導入を進めることができます。

ベーシックインカム電子マネーのメリット

このようにすれば、
　・マイナンバーの普及
　・電子マネーの普及
　・ロボット化による失業者への生活保障
　・支給額にもよりますが生活保護や年金制度の代替え
　　（社会保障の充実）
などメリットが得られると思います。

いかがでしょうか？

では財源はどうするか？
儲け過ぎ税を導入します。

年収が1億円以上の人や、
従業員（経営者を除く）一人当たり、１０億円以上の売り上げがある企業など 、一般庶民から見て明らかに儲け過ぎているところ（個人や法人）から 多くの税を徴収する 累進課税で 賄います。

例えば、ベーシックインカム 電子マネーを
３５歳以上の成人 約８千４百万人（平成27年の人口統計より） に、
毎月、８万円支給するとして、
毎月 約６兆７千億円 （毎年 約８０兆円）
（年齢によって支給額を変えることも可能（家族の生活費がかかる年代は多くするなど））
になりますが、有効期限付きのため、実質の貨幣に占める割合は半分以下とみなせると思います。

国家予算が毎年100兆円 あり 、
企業の内部保留が 400兆円、
家計の金融資産残高は1903兆円、うち現預金は1008兆円
（日本銀行の発表によると、2019年12月末の家計の金融資産残高は1,903兆円で、その過半数が現預金）
もある日本で 実現できないことはないでしょう。
（現金は、市場に流してこそ意味があります。「金は天下の回り物」）

このベーシックインカム電子マネーは、「日本の社会に存在してくれてありがとう」と言う意味の政府からの謝礼になります。

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科学技術によって、将来、働かなくても暮らしていける社会の実現は、以下の『楽園主義』によって提唱されています。
こちらも是非ご覧ください。
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『楽園主義』
https://ja.paradism.org/page.php?8

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