まちあるきとコーヒー講座で岐阜の魅力を伝える!【イベント報告】
2019年11月16日と23日に、長良川おんぱくのプログラム「岐阜の和菓子と珈琲 究極のマリアージュ」を開催しました。
今回は巡る和菓子屋さんの都合で、1回目と2回目の訪問先が異なりましたが、どちらの回も貴重なお話が沢山聞けました。コーヒー講座では開催日によって参加者の好みの傾向が大きく違っていたのが面白かったです。
11/16(土)
この日の参加者は6人。大学生から60代の方まで幅広い年代の方にご参加いただけました。
会場である古民家カフェ水の音でまずは自己紹介からイベントスタート。
和菓子屋巡りは、おんぱくの人気プログラムである鮎菓子作り体験でおなじみの亀甲屋本舗さんから。
若旦那が軽快なトークでお店の紹介をしてくれた後、実際の作業場で鮎菓子「うかい鮎」を作るところを見せていただけました。さらに焼きたての試食も!
次に伺ったのは、伊奈波神社の参道にある松花堂さん。
茶室が印象的な老舗感漂う店内に、素敵なデザインの季節の和菓子が並びます。各自悩みながら好きなものを一つ選びました。
3軒目は味噌松風でおなじみ、長崎屋さん。300年の歴史がある老舗です。
松風の作り方動画を若旦那がiPadで見せてくださり、手作業で手間暇かけて作られていることが凄く伝わってきました。また、この業界では珍しく襲名制をとっていて、本名から変更するから手続きなど大変ということなど、興味深いお話が沢山聞けました。
カフェ水の音に戻ると、今度はコーヒー飲み比べ。
和菓子との相性を探ります。
ご用意した和菓子は、巡ったお店のお菓子(亀甲屋本舗のうかい鮎、松花堂の季節の和菓子、長崎屋の味噌松風)に加え、山本佐太郎商店の大地のかりんとう、奈良屋本店の雪だる満・都鳥、両香堂の柿羊羹。
そして、和菓子とマリアージュするコーヒーとしてご用意したのは次の5種類。
・酸味も苦味も控えめなマイルド系のブラジル
・ほどよい酸味とキレのある苦味のバランスが良いグアテマラ
・コクとガツンとした苦味のワイルド系なインドネシア(マンデリン)
・華やかで特徴的な香りでファンも多いエチオピア
・爽やかな酸味と適度なコクのルワンダ
和菓子と最もマリアージュしたと思う1種類をお土産として参加者の皆さんにお渡ししました。この日は、酸味控えめなブラジルとマンデリンに人気が集中!
最後に用意したコーヒーを自由に組み合わせてブレンド作りに挑戦。2名の参加者にブレンドの組み合わせを決めてもらい、ドリップまでやっていただきました。
自分で淹れてみる、自分でブレンドを作ってみる。自発的にやってみることでコーヒーの楽しさはより広がります。
11月23日(土)
この日は7名の参加者に来ていただけました。中にはリピーターの方も!ありがとうございます。
和菓子屋巡りのまちあるきでは、道中さまざまな歴史トークもはさみながらご案内。
この日最初に伺ったのは松花堂さん。参加者のみなさんそれぞれお気に入りの季節の和菓子を一つ選びました。
次に伺ったのは奈良屋本店さん。1830年創業の老舗で、皇室に献上した雪だる満と都鳥という2つのメレンゲ菓子が看板商品。トレイに並べられた様は圧巻でした。
最後に伺った長崎屋さん、この日は若旦那ではなくお父さんがお話してくれました。iPadはよくわからないからと、手書きのイラストで作り方の説明をしてくださいました。戦後は砂糖が配給制だったため和菓子作りにまわせず作れない時期があり苦労されたことなど、興味深いお話が沢山聞けました。
そしてカフェ水の音に戻って、コーヒー飲み比べ。
この日は綺麗に好みがわかれ、前回不人気だったアフリカの豆(エチオピア、ルワンダ)が人気でした。個人的に今回のラインナップではエチオピアとルワンダがお気に入りだったので、少し嬉しくなりました。
この日も最後は参加者の方にオリジナルブレンド作りに挑戦してもらい、素敵なブレンドができました。
両日とも幅広い年齢層の方々に来てもらえ、和菓子と珈琲が年代問わず人を惹きつけるコンテンツであることを改めて実感できました。
そして会場として使わせていただいたカフェ水の音さんから、またコーヒーイベントをやってほしいというオファーがあり、2020年の1月から5月にかけて連続講座を開催することに。こうご期待です!
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