【歌詞】タイトル:未定


灯りのともった駅のホーム

路線図と時刻表を見比べて

ここでまた君とは少しの間

お別れなんだと口を閉じた


長袖と半袖の入り混じる

人波の一部になって

並ぶ屋台を季節外れだねって

ついさっきまで笑ってたのにな


君の乗る電車を見送るまで

まだ君とたくさん話したいことがあるよ

だけど全部話すには時間が足りないから

また遊ぼうって願いにも似た約束を結びたいんだ


結局どうでもいいような話をして

迎えた扉の閉まる瞬間は

お互いの「またね」の声が重なった

見えなくなるまで手を振り続ける


ひとつ呼吸をして振り向くと

僕と似たような背中

みんな帰り道は楽しかった分

同じくらい寂しくなるね


電車に揺られ思い出すのは

屋台のフランクフルトの冷めた脂の味

大人になって高い(いい)ものも食べてきたけれど

君と食べた冷めた脂が今は特別に思えるんだ


話し足りないくらいがちょうどいい

そんな言葉よく聞くけど本当かもね

でもそれは君とだから足りなくなるんだって

ほら今日も君と遊んだ帰り道  僕は幸せを噛みしめる


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