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書きたい文章と読まれる文章 #49

noteを書いていると、普段自分の頭の中で揺れているスライムのようなものが少しずつ粘土のようになり、うまくいけばブロックになりはじめ、絶好調な時にはじめて建造物が仕上がります。

私がnoteを書いている理由は、単純にこの作業が楽しいからです。
一つの記事を書き上げるころには、絡んだ糸をほぐしたような快感があります。

それでも、やはり自分の価値観や文章が誰かに役に立っているか、同調してもらえるかは気になるものです。

スキが多ければ嬉しいし、読まれた数も気になります。

読まれている文章

ちなみに、私の書いた記事で読まれているのはトップ2はこちらです。

私を「沖縄に住む、政治経済に興味のある、ビリヤード好きな、小さな会社の経営者」と定義するなら、県外からの視点も含めた沖縄の政治についてがより読まれやすい文章なのでしょう。

経営についても偉そうなことをいえるほど実績はないし、ビリヤードについてもパイが狭すぎます。

沖縄の政治という分野なら、興味を引きやすいし、沖縄県民だからこそみえるオリジナリティも出てくるのでしょう。と、自己分析しています。

書きたい文章

私が書きたい文章というのは、過去の成功や失敗を含めた経験談から、どういう将来に結びつけるかという思考の整理です。

こういう記事が書けたとき、冒頭に書いたような快感を感じます。

しかし、この記事はさほど閲覧数は上がっていません。
そもそもの文章力や、SNSなどでの宣伝していないこと、興味を持つ対象が少ないことが原因なのだとは思います。

それでも、「たくさんの人に読まれるために」という観点で、改善をしたいとも思ってはいません。
完全に自己満足です(笑)

ただ、あわよくば、こういった記事をきっかけにリアルなお付き合いをしてくれる人が見つかれば嬉しいなと思っております。
なので、それに繋げるためにはある程度のアクセスが欲しいとは感じます。

「売りたい商品と売れる商品」も一緒

商売を始める時、ほとんどの人のスタートは「売りたい商品」を扱うことになるかと思います。

しかし、売上や評判を考慮しつつ、より「売れる商品」にシフトしていかなくてはなりません。

社員を多く雇うほど、出資者を募るほど、これらの要求は強くなります。

ほかにも、ビリヤードで生活がしたいと思って、どれだけ練習しても、マイナースポーツなので、ほとんどお金にはなりません。
しかし、これが野球やサッカーなら、監督やコーチやトレーナーなど、色々な選択肢もあがるかもしれません。

自分がやりたいことと社会に求められることが一致していないと、好きなことだけをやるという選択肢が成立しないということです。

サラリーマンの時は、社長や上司がメインのお客様です。
まずは社内での評価を上げないと、やりたいこともできません。
どんなにお客様にメリットのあることでも、上司の承認は待たなくてはなりません。

しかし、自分でビジネスをしていると商品もお客様も選び放題です。
嫌な客に頭を下げるのも、売上のために好きでもない商品を取り扱うのも自分次第です。

サラリーマンは自分が好きではない商品でも、会社のミッションと割り切って扱うことができますが、経営者は数字と理念のどちらを優先させるべきか常に判断しなくてはなりません。

好きなものを必要とされるものに昇華させる

私は健康食品が苦手ですが、健康食品を売っています。
なので、私が欲しいと思うものとお客様が欲しいと思うものが一致しないこともわかります。
自分が好きな物だけを売って、ビジネスを成立させる難しさは身にしみて感じます。

物が無い時代は、社会に必要とされるものは山ほどありました。
誰でもそれが容易に想像でき、資本と技術力次第で売れる商品が作れました。

しかし、現在は物がありふれている時代です。
これからのビジネスの在り方は、自分が心底好きな物をどれだけ他人にも興味をもってもらえるかを追求することになるのではないかと考えています。

結果的に、そこにオリジナリティやストーリーが生まれるのでしょう。

このnoteも有料記事収入やアフィリエイト収入を狙っているわけではありません。
単純な閲覧数を気にして、読まれやすい内容を狙って書くのではなく、自分の書きたい文章をどう読まれる文章に昇華させるのかという点に気を付けながら書いていけたらと思っています。

ただの自己満とも取れるアホな考え方です(笑)
少しでも興味を持った時だけ読んで頂けたら幸いです。

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