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観光事業者はペットは子供に代わる「消費人口」にできるのか?

日本の15歳未満の人口はとうとう1500万人を切ってしまいました。40年連続の減少だそうです。

https://www.stat.go.jp/data/jinsui/topics/topi1281.html#a-1

総人口に占める子供の割合は47年連続減少しているそうです。

https://www.stat.go.jp/data/jinsui/topics/topi1281.html#a-1

労働人口も減り、65歳以上の人口の割合が伸びているのも顕著ですね。

https://www.stat.go.jp/data/jinsui/topics/topi1281.html#a-1

人口減の中、私が注目しているのはペットです。ペットは家畜から家族へとそのポジションを変えつつあります。そして高齢化する日本の中で「子供」のポジションを確立しつつあるのではないかと仮説を立てています。

子供のいない我が家の支出を見ると犬に関係する消費が突出しています。子供がいれば子供にかけたであろう支出が代わりに犬に向かっています。自分の美容院代よりも犬のトリミングにかけるワンちゃんオーナーの数は増えているのではないかという肌感覚があります。

ちょっと古いデータですが日本は少子化しているのですが子供一人当たりの消費支出の割合は増加傾向にあります。2008年一人当たりの年間支出は24万円程度です。

https://www.fukoku-life.co.jp/economy/report/download/report_VOL191.pdf

年代が10年新しい2020年度の資料です。犬にかける年間支出は33万円です。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000028421.html

支出面から見てもペット、特に犬が子供と近しい消費を創出していると考えられます。ペットを「人」扱いすると労働人口は増えませんが、消費人口は増えるのではないかと考えられます。

犬猫の飼育頭数合計は、令和2年度では1,813万頭と1500万を切った子供の数を大きく上回っています。多様化を進めてペットを人と同じようにサービスの対象とすることで人口減少による消費の落ち込みをカバーできるようになるかも知れません。私がホテルやレストランのペットフレンドリー化を奨める理由の一つです。

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