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もんじゃ焼きに思う

両親が西日本の生まれなので食事は関西風味が多い。名古屋に引っ越してきてからはそれに味噌も加わったが基本は関西。

東京に引っ越して最も理解できなかったのがもんじゃ焼きだった。お好み焼きじゃないのか!なに?この小さなへら?鉄板にこびりついたものを剥がして食べるの?作り方難しい!

妻は神奈川育ちでおばあちゃんが東北だったので関東・東北風味。子供の頃からもんじゃ焼きを食べていたそうで美味しいという。

その妻と先日月島にもんじゃを食べに行ってきた。ワンコも入れるという店だったのでひよたまるも一緒。

数年ぶりにもんじゃ屋さんに行って驚いたのだが、もんじゃ焼きってものすごい種類があるのね。

ほんの一部ですがご紹介。

もんじゃの自由度高い!

鉄板に具材をのせてヘラで具材が不明になるくらいに砕いてしまうのでほぼどんな具材も対応可能。私たちは鶏白湯もんじゃをいただいたのですがきっちり白湯味のもんじゃだった。

素材が何であれそれを融合して”もんじゃ”にしてしまうという許容度の高さ、自由度、そしてある具材がなんであれそれを”もんじゃ”と呼んでしまう乱暴さがすごく東京的。それとも”もんじゃ”は調理法なのだろうか?

さまざまな地方から上京し、徐々に東京人になっていく様は、世界中の食材が小麦粉と混じり、鉄板の上で砕かれ、モンジャになっていく様にダブる。鉄板にこびりつく中華風味のもんじゃをヘラで剥ぎ取りながら、壁に貼ってある「塩エビアボカドもんじゃ」は誰が食べるのだろうと気になる私だった。

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