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AT&T (NYSE: T)は買いか?

今回は、通信業界の巨人AT&T (NYSE: T)を評価していきます。AT&Tの事業、経営陣、財務状況について詳しく見ていきます。

AT&Tの強気/弱気のシナリオ

AT&Tの株を買う投資家の強気な理由として、5G革命がAT&Tや他の無線通信事業者のビジネスを押し上げると予想していることですね。AT&Tは今やよりスリムでクリーンな企業になり、6.5%の配当利回りは長期的な投資家にとって魅力的。



一方で、弱気なポイントとしては、多額の負債が経済状況に影響を受けやすく、5Gの収益成長が期待通りに進んでいないことです。

また、AT&Tは既存企業としての利点はありますが、技術がどんどん進化していく環境が競争を激化させています。研究開発が進む中で、持続的な価格決定力は限られています。コモディティー化の波に飲まれてるってことですね。

経営陣の評価

タイム・ワーナーとディレクTVの失策は現CEOジョン・スタンキーの就任前のものであり、彼がCEOに就任してからは改善の兆しがあります。

彼が前任者たちの失策を修正する立場にあるものの、過去の経営戦略に関与していたことを考慮すると、評価は厳しい。

財務状況の評価

多額の負債がありながらも堅実な営業キャッシュフローが配当金を賄っています。しかし、負債が会社の柔軟性を制限している点も問題。

また、業界全体での負債の多さと平凡な収益成長が課題です。

今後の見通し

AT&Tの株価が今後5年間で5%-10%の範囲で上昇すると予測しています。配当利回りを重視し、競争上の逆風が続く中での慎重な見通しが多い。

安全性の評価

ここは高いですね。戦争や不況を乗り越えてきた歴史を評価します。しかし、鉛被覆ケーブルのリスクなども考慮する必要があります。


AT &Tは買いか?

正直言うと成長力に乏しく、投資メリットは少ないと感じます。


5年間でみてもこんな感じでスイングもやりにくいです。

通信系に投資したいなら、通信塔プロバイダーのクラウン・キャッスル(NYSE: CCI)の方がお勧め。
CCIの財務傾向はこんな感じです。

配当も良いです。

無線通信事業者が依存するインフラを提供し、安定した配当利回りを持つ企業として評価しています。

このように、AT&Tを、事業、経営陣、財務状況、の各側面から総合的に判断しました。あなたの投資判断に役立ったら幸いです。

今日も最後まで読んでくれてありがとうございます!
あなたが宇宙で一番幸せになるようにお祈りしております。

株式投資は安く買って高く売るのが基本。商売と同じ。
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