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なぜ、今、原油株なのか③ 【じっちゃまから学ぶ】 ゴールドと金鉱株について

(2020/7/20,じっちゃまYouTube)

今日はゴールドと金鉱株に関してもう一回話してみようかなと言うふうに思いますその理由は、先日ゴールドが一時、1800ドル付けました。

2011年の過去最高値1820ドル位だったと思いますけれども、それにあと一歩と言うところまで迫っていると言う事なんですよね。

普通、こういう風に過去最高値の水準に近づいてきたとその過去最高値のところからずっと横に線を引いた部分それを上値抵抗戦、つまり英語で言うとレジスタンス言うふうに考えます。

その最高値を抜けるのは結構しんどい。でも、その最高値を一回、抜けたらそっから相場が早い言うふうにテクニカル的には理解します。

だから、過去最高値を超えた瞬間と言うのは、新しい買い手がわっと飛び乗る。だから1回、価格はグわッと上昇ししやすいです。

その後、ふらふらふらと下がってきて、それまでの上値抵抗戦だったところが、今度は下値支持線、つまり、サポートに変わると言うのがテクニカルの考え方。

そこまでグッドと押してきて、それでそこでなんとか価格を維持できたらそこでカチンときて、そっからもう一回上向けて上昇していく。

機関投資家はいつ相場に乗るかと言うと、最初のブレイクアウトは個人投資家がのります。レジスタンスがサポートに変わったと言うことが確認されてコツンと来たときに機関投資家が大挙して、そういうタイミングなんですね。

要するにまだ乗れるチャンスはいくらでもありますと、そのコンファメーション、確認が出てから買っても遅くないですよと言う話を今してます。

でなんでゴールドが過去最高値に迫っているのかと言う理由なんですけども、その最大の理由は連邦準備制度理事会つまりFRB、アメリカの中央銀行それが政策金利を0から0.25%と言う非常に低い水準に設定してるからなんです。

金利が低い理由は新型コロナで今、景気が悪いから言うことですよね。

ゴールドには利子もありません配当もありません。そうすると高金利下、つまり手金利が高いときには利子、配当がない分ゴールドだから人気が出ない。

今は0金利の世界だからゴールドに投資することによって、失われる機会損失つまりその利子をもらえるチャンス、それを失う心配は要らないと言うことで、相対的な魅力がかかってると言うことですよね。

ゴールドに投資するときの1番簡単なやり方、金価格そのものの動きに投資したいと言う人はETFを買ってください。SPDRゴールドシェアと言う名前のETFがあります。ティッカーシンボルはGLD、これを買うのが1番簡単。

これはアメリカ株を買うのと同じ方法で買うことができます。

もう一つの方それは産金会社つまり金を生産している会社その株式を買う方法があります。

じゃぁゴールドそのものに投資するのと産金会社に投資するのとでは、どう違うん言うことを説明します。

するする上昇している局面では、現在はまさしくそういう局面。そのような局面では金価格の上昇率よりも、産金会社のつまり金鉱株の株価上昇のペースの方が早いです。

これはどうしてかと言うとオペレーティングレバレッジと呼ばれる現象があるかです。逆に金価格がするする下落している場合、その場合は金価格の下落よりも金鉱株の価格の下落の方がひどいです。

だから金額が下がってるときには産金株を買ったまま放置しないでください。

そのメカニズムちょっとだけ説明すると産金会社が地中から1本のオンスの金を掘り出す時、ブルドーザーの金とかワーカーの賃金コストが発生します。

それらの産金にまつわるすべてのコストAISC、オールインサステイナブルコストと言うふうにいます。

AISCが高い企業ほどなかなか利益が出ない。このなかなか利益が出ないと言うことを会計の用語では損益分岐点が高いと言う言い方をします。

つまり高コスト体質だと言う事なんですね。

逆に言えば高コスト体質の企業はそれ以上に金価格が上昇した場合、利益が面白いようにするすると伸びる。

つまり利益の伸び率に関して言えば高コスト体質の企業の方が利益が比較的伸びやすい。

要するにボロ株の方が面白いと言う話をしてます。これがオペレーティングレバレッジと呼ばれる現象です。

今、代表的な山金外車のAISCつまりその採掘コストですね。それのデータがあるんで今、口頭で言いますね。

一番高コスト体質なボロ会社が南アフリカのハーモニーと言う会社です。ティッカーシンボルはHMY。AISCつまりその採掘コストは 1207ドル。

Harmony Gold Mining Company Limited (HMY)

そうすると今、金価格が1800ドルの採掘コストが1207ドルということは利益が出てる。

次に採掘コストが高い企業は同じく南アフリカのゴールドフィールズと言う会社でGFI。採掘コストは1098ドル。

Gold Fields Limited (GFI)

3番目に採掘コストが高い企業、アングロゴールドアシャンティと言う会社です。ティッカーシンボルはAU。 採掘コストは992ドル。

AngloGold Ashanti Limited (AU)

次がカナダの方だっけ?アグ二コイーグル、ティッカーシンボルAEM 産金コストは938ドル。

Agnico Eagle Mines Limited (AEM)

その次がカナダのティッカーシンボルGOLD。産金コストは894ドル。

Barrick Gold Corporation (GOLD)

これらの銘柄の株価というか時価総額、それぞれの企業が持っていると思われてるちかに眠ってるゴールドのことをリザーブと言うんですけれどもそのリザーブの量で割り算してやる。

時価総額÷確認埋蔵量、これをやると何が出てくるかと言うと、その会社が地下に所有していると眠っていると思われるゴールド1オンスに対して株式市場の投資家は何ドルを払ってるか株価に払っているかと言うことが出てきます。

それで1番その数値が低い銘柄を言うとハーモニー60ドル80セントそうするとあのさっき冒頭のところで今ゴールドの価格は1800ドルですよ言うことを言いました

けれどもそうすると1800ドルのゴールドをそのまま買うと言う買い方もあると思いますだけど今、ハーモニー買ったらわずか60ドル払うだけで1800ドルしてるゴールドそれを支配することができる。

つまり地上にある金の延べ棒をみんなが買おうと思ったら1800ドル払わなきゃいけないんですよ。だけれどもハーモニーの株を買うことによって、地下に眠ってるまだ生産されてないゴールドを支配すると言うのであれば、60ドルで買えると言う話をしてます。オプションみたいなもんだよね。

なぜ同じゴールドなのにそんなに大きな違いがあるかと言うと、さっき説明した1200ドルもかけて1オンスのゴールド掘り出して来なければいけない所高コスト体質と言うことに対して投資家がいやけしてるから。

だからリザーブが詰まり地下の埋蔵量が2そく3もんでやりとりしている。

その他の企業の時価総額÷リザーブの数値も言っておくと1番ちっちゃいのがハーモニーで60ドル80セント。

2番目にちっちゃいのがゴールドフィール、ティッカーシンボルGL171.5ドル

次がKGC 274.2ドル、その次がアングルGold 275.5ドル

その次がAUIは416.1ドル。その次が495.5ドル。

その次がバリックゴールドGOLD 671.7度。そして一番高い評価を受けている企業がAEM 697.3ドルと言うことですよね。

だからまぁ割安割高ありが高評価低評価と言うことを今問題にしてるんだけれどもそうすると1番割安もっと言えば低評価和株はハーモニー60.8ドル。

1番高い評価、割高なのがAEMの697.3ドル。

10倍以上の差があるトレードのポイントとしては、もし、みんなが金価格がこれからもどんどん上昇すると言うカンカンの強気なのであればハーモニーを買ってください。

もしみんながいやそうじゃないとこれから金価格は上がったり下がったりして紆余曲折があるだろうだから、ちょっと心配だと言うのであれば、AEMを買ったほうがいいというふうにこれらのデータと言うのは使うべきだと思います。

(2022/2/13,じっちゃまYouTube) じっちゃまに質問してみました!

Q.ゴールドは2020年から今まで、1800ドル近辺の高値のままです。金鉱株の今後の見通し、オススメ銘柄についてじっちゃまの考えを教えてください。

A.


つづく

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