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【じっちゃま】未来予測は可能なのか? (3−1)ARKの未来予想について


予想を立てるときにまず最初にテクノロジーをきちんと理解して、そのコストカーブ、どのくらいのスピードでコストが削減できているのか、それをまずしっかり予測して、そこからじゃあ、こんだけ安くなったら将来はマーケットシェア逆転するよね。

例えば、TESLAに代表されるEVのコストは、かつてはガソリン自動車よりもはるかに高かった。

しかし、今はバッテリーの値段がどんどん下がってるわけですから、ほとんどガソリン車とEV車の価格差というのは、ほとんど感じられない位まで下がってきた。

そして、将来はEVの方がガソリン車よりも安くなると言う未来も充分、想定できると言う所まで来てます。

そういうふうにまず、テクノロジーを理解することによって、将来マーケットシェアがどういう風に変わっていくのかと言うことを予想する。それがARKのスタイルです。

「下の図はARKの試算」

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別の言い方をすれば、伝統的なその証券分析であるDCFモデル、そういった伝統的リサーチをARKは否定していると言う事なんですね。

「ARKがTeslaの株価の試算で使用したのはMonte Carlo Simulationか?」

もう一つ重要と言うか面白い点としてARKは今、自分たちが何を考えてるかって言うことをリサーチを公開します。ファイナンシャルモデルも公開してます。

それから担当者アナリストがそれぞれ個人のTwitterアカウントとかSNS何かで自由に発信してると言うことで、これもあの従来のバイサイド、あるいはセルサイドの慣習を打ち破っていると言うふうに言うことができると思います。

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過去12か月(2021/02/15時点)のARKのファンドは150%とかトップパフォーマンスをあげてあげて、今、ARKのファンドファミリーは全部トップパフォーマになっている。

それがいつまで続くのかということなんですけれど、わかんない。続くかもしれないし、続かないかもしれない。

でもこのままずっとARKが最後までアウトパフォーマンスして逃げ切れると言う風には僕は考えてません。
その理由はARKが悪いからと言う彼らの腕前とか分析手法の腕前とか分析法が悪いからと言うことではなくて、ARKが住んでいる所それはディスラプティブ、テクノロジーつまり破壊的技術革新の世界に住んでいて、生息場所が非常にリスキーだからです。

続く (破壊的(Disruptive)な技術革新がもたらすもの)

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