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店舗はどういう人が作っているのか

こんにちは、マツムラです。

今週コロナで外出自粛がつづいていますが、
現場は相変わらず動いているところもあるので
出張で石川県へ行ってきました。

現場で墨出しという作業をしにいったのですが
墨出しって言うのは簡単に言うと
図面を実寸大で地面に書くことです。

その墨出しをもとに壁を立てたりして
空間を仕切っていきます。

ちょっと専門的な話になってしまいましたが
今日はどうやってお店が作られているのか
このどうやってというのは作り方ではなく
いつどんな人がという話です。

皆さんがお店で買い物をしているのも
色んな人が関わって頑張って
働いてくれている人の
おかげなんだということを
理解してくれるとありがたいです。

いつの間にか完成してるお店

さて前置きが長くなりましたが、
先に誤解がないように言っておくと
私はインテリアの設計と施工(工事のこと)を
仕事としてやっていますが
実際にお店を作るのに手を動かしているのは
現場の職人さんです。

プロダクト製品などは技術の発展によって
工場でオートメーション化されていることは多いですがインテリアに関してはほとんど手作業です。

重たい物を運んで、
高いところで危険もありながら
作業している姿は本当にすごいなと思います。

その現場の職人さんが作業をする時は
路面店でとくに周りに影響がない場合は
お昼に工事ができますが
商業施設などは新築工事を除いて
ほとんど夜間工事です。

みなさんが寝ている間に作業をしています。
営業中にはどうしてもできないですからね。

普段改装工事中でも快適に買い物ができて
いつのまにか新しい店舗ができている。

夜間で作業をすることは簡単ではありません。
一度想像してみてください。

私も普段は会社で働きながら
現場に行く時は夜間作業でよく朝まで作業を
見たりすることがありますが
次の日から数日はリズムが乱れるので
元の生活に戻ること自体が大変です。

職人さんに関しては昼も夜も動いている時も
あったりするのでとても体力的にもしんどいです。

職人さんのすごさ、大変さというものを
書かせていただきましたが
私が思うに社会がこういう職人さんに対して
評価が少ないのではないのかなと思います。

確かにモラルのない行動をして
クレームが起きたりしているのは
現場を見ている私も困っているところでは
ありますが、もう少し環境がよくなっていけば
職人さんも変わっていくし、
職人さんになりたいという人も増えてくる
と私は思います。

少し時間がかかるかも知れませんが
少しでもいい環境で現場が動いていけば
インテリアの業界も全体ももっといい方向に
変化していくのではないでしょうか。

一度みなさんも見えていないところで
働いている人たちのことを考えてみる機会に
してみてください。

ただただデスクに座ってデザインするのでなく
現場のことも考えることができる
インテリアデザイナーになりたいな。

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