Combo Model (1)

ひろです。
過去のブログからはちょっと順序を変えたいと思い、Combo Modelを先に持ってきました。必ずしも重要性の高くない記事も、こちらには移管しないようにしようと思います。
恐縮ですが、Combo Modelは全体的に有料記事とさせて下さい。
ここでは企業A、企業B、の個別財務諸表を準備するところまでで、正直あまり重要性は高くありません。個別財務諸表=三表モデルなので、整合性のためのこのお値段なだけです。
完成版ファイルだけが欲しい方は、本記事は購入せず、最後の記事だけ購入下さい。

~ここから過去の記事~

これまでに、
①財務三表モデルで損益計算書(PL)、貸借対照表(BS)、キャッシュフロー計算書(CF)を構築できるようになり、
②LBOモデルにてSPC(特別目的会社)とレバレッジ(買収ローン)を活用した買収シミュレーションができるようになりました。

さて、しかしこうなってくると「SPCではなく、企業Aが企業Bを買収するようなケースはどうすればよいのだろう…」と思ってくる頃ですよね?

今回はとうとう(?)、企業Aが企業Bを買収するモデルを作成していきたいと思います。
Combo ModelとかMerger Modelとか呼ばれているやつです。

それなりに記事数かかる内容になるので年を超えることも想定されますが、ゆっくりとやっていきましょう。

モデルの作り方の前提

さて、作り出す前に一旦作り方のコンセプトを決めようと思います。
というのも、Combo Modelについて作り方として決まったものがあるわけではないので、自分にやりやすい・わかりやすい形式だったり、とにかく早さを優先したり…というニーズに合わせて、作り方を決める必要があります(私の知っているフォーマットは特定の単年度のみを合算するもので使い勝手が悪かったりしました)。

今回については以下のような全体の作り方にしたいと思います。
①企業Aと企業Bのそれぞれのシートにて、それぞれの財務諸表を作成する。
②①を統合する「Combo」シートを作成し、各種数値を合算したり、連結処理をしたりする。
③②の際に変動させる数値(買収や資金調達によるPL・BSへの影響等)についてはComboシートでのみ反映・調整するものとして、①の各企業シート上では修正しない(①の時点で作成したものはそのままであり続ける)。

買収のために資金調達した分を企業A個別の財務諸表に反映してもよいのですが、今回は企業A・企業Bそれぞれのスタンドアローンの財務諸表と、買収による変化(Comboシート)、ということが分かりやすいように作成したいと思います。

さて作成コンセプトが決まったので、早速作業に取り掛かりましょう。
以前のようにファイルを本記事の一番下にアップロードしておいたので、必要に応じて先にダウンロードして下さい。

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