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ワライバル

どうも、今日もクラロワがやめられない、アヒルタイタンの池松です。

今回は割と真面目にライブの感想とかを書いていこうと思います。

まずはじめに、「優勝してるからそんな事言えるんじゃん」とかいう天の邪鬼な方はお帰りください。別に優勝してなくても書く予定でした。本当です。

さて、我々はタイトルにもあるワライバルというライブに3/12に出演しました。
ざっくり言うと、九州のアマチュア芸人の中で1番を決めようという趣旨のライブです。

昨年の5月に1回目の予選があり、累計7回の予選を経て、今回が各予選のチャンピオンを集めたチャンピオン大会でした。

僕らは予選の第6回でチャンピオンになり、チャンピオン大会の出場権を得ました。
第1回から出場し、5回目の挑戦でようやくという感じです。

ちなみにこの第6回は同率でトシさんと石田から古賀までの石田君も優勝でした。が、石田君は「とんかつ」を引いて意図的に大トリになったので失格だと僕は思っています。
※詳しい事は我々の過去のラジオで話しています。

まあとにかく僕らはワライバルの予選で4回負けたわけで。4回も負けるとめっちゃ萎えるし、色々ありました。
ちょっと振り返ってみましょう。

第1回

後にも先にも、唯一新ネタで出ました。別に舐めてたとかいう事はなく、全然自信もあったし勝ちにはいってたんですけど、なんか新ネタでいきました。

僕ら以外のほとんどが既存のネタで勝負していて、新ネタをやるって言ったら他の人に驚かれました。「え、あ、なんか、俺ら間違えた?」ってなりました。

この時は上位にも入らず、結果発表の時ヤバい顔をしていました。まあ、それは毎回か。

第2回

この時は組数も多く、2回目だから当然強いメンバーもまだたくさん残っていたので、いわゆる勝負ネタで挑みました。

結果は2位でした。石田から古賀までが優勝だったんですが、この時石田君は東京に住んでいて、福岡に一時的に帰省したタイミングで出て優勝しました。石田君はいつも僕らの邪魔をしてきます。

正直勝ったと思っていたのでめちゃくちゃしんどかったですが、同時にしっかり票をいただいたので手ごたえを感じました。

第3回

この時は他のライブでかなりウケたネタを持ってきましたが、あまり手ごたえが無かったです。ネタをやりながら厳しいと感じていました。

ネタ中足がガタガタ震え出して止まらなかったのを今でも覚えています。
止まらないのはロマンティックだけにしてほしいです。

この時は4位でした。悔しいと同時に、優勝がキューテックだったので、なんか嬉しさもありました。いや、なんでって言われると難しいです。
あとキタノ君のMCが良かったです。

第4回

この時は僕が手術して退院してからわずか5日後でした。そのためネタも作れないし練習も出来なかったので、これまで何度もやってきた「将棋」をやりました。
口も完全には開かず、まだ喋るのもしんどくてギリギリの状態でしたが、ネタは完璧にやれました。

結果は上位5組に入れませんでした。正直ウケたし、勝ったと思っていたので、夢かと思いました。もう自分達には向いてない大会だから出るの辞めようと思いました。

でも終演後に「1番面白かった」と言ってくれるお客さんがいて、なんやかんや次も出るかーってなりました。
相方はめちゃくちゃ泣いてました。スタッフさんとかがめちゃくちゃ焦ってました。

後々冷静になった時に、金歯とカロリンが同時優勝ってなんか良いなと思いました。

第6回

第5回はM-1と被ったので出られず、いよいよチャンピオン大会に出るチャンスも無くなってきた中での第6回でした。

この時は直前のライブでやったネタを短くまとめてやりました。ネタにはめちゃくちゃ自信があって、勝てると思っていましたが、出順を決めるクジ引きで2番を引いた時は肝が冷えました。

優勝した時は、嬉しい気持ちもありつつ、なんだかほっとしました。あとチャンピオン大会頑張ろってなりました。

何度も言うように、石田から古賀までの石田君は「とんかつ」を引いて意図的に大トリになったので失格だと思っています。


チャンピオン大会

はい。そういった経緯があり、チャンピオン大会を迎えました。もうね、ギラギラでした。
ネタについて何度も吟味し、最終的には別のライブで1度やった漫才を大幅修正してやりました。何度も台本を修正して、当日のAM2:00頃に最終版ができました。

Twitterでも「めちゃくちゃ優勝します」とか「僕らが優勝する事で世界に平穏が訪れます」とかツイートしました。つぶやくなんてもんじゃなかったです。声を大にして言ってるつもりでした。

前日ライブハウス秘密さんで行われた音楽ライブを見に行って熱い気持ちになれたのも良かったです。

当日会場に着くと、普段より芸人達がピリついてるのがすぐに分かりました。芸人同士の会話が全然無く、みんなネタ合わせかリハか気持ちを整える作業をしていました。
ちなみに僕は東京事変の透明人間を聴いて心を整えていました。

あと本当にみんな緊張していました。カロリンの岡本君が緊張に押し潰されそうになっていて、思わず頑張れって言いそうになりました。
キューテックがウケて帰ってきて、裏でハイタッチしていたのも熱くなりました。

本番、僕らは本当に現状のベストパフォーマンスが出せました。結構後半叫ぶネタだったので、ウケたかどうか自分ではよく分からなかったし、負けた可能性も全然あるなと思っていたのですが、ベストは尽くしたので、これで無理なら仕方ないと思いました。

結果発表の時は本当に緊張しました。舞台上なのに他の人の発言に笑う余裕はほとんど無く、またまたヤバい顔をしていました。特に3位、2位まで発表された時はやばかったです。

2位が発表された時に、半分くらい「負けたかもなぁ」っていう気持ちがありました。
だから、1位で名前が呼ばれた時は感情が爆発しました。

僕らが九地下で圧倒的1番だ!とかいう気は全然無いです。みんな面白い。あくまでこの日は1番だったという事で、それは出順とか色々な要素があっての事です。

でも何より大きいのは、勝ち切れた事です。最近は他のライブで2位とか3位とかばかりで、ウケても全然1位が取れない状況が続いていました。
そういった中、このメンバー相手に勝ち切れたという事が本当に嬉しかったし、チャンスをモノにできて良かったなと。

あとでライブの映像を見返しました。なんかめっちゃグッときました。それは自分達が優勝したからではなくて、他の芸人の勝負ネタや平場の表情を見てです。

特にエンディングはやばかったです。結果が発表されてからマジで誰も舞台上で笑ってないです。
悔しそうな表情のカロリン、下を向く塩むすび、真顔で佇むキューテックと金歯、よかダンさんに隠れて一切見えない石田君…
僕らも逆の立場なら同じ感じになっていたと思います。

やっぱ僕はお笑いが好きすぎて、どんな賞レースでも芸人が本気でぶつかり合う様を見るとグッときてしまいます。
今後も本気でぶつかり合っていこうと改めて思いました。

ご来場いただいた方々、ワライバル関係者の方々、本当にありがとうございました。優勝うんぬん関係なく、最高の舞台でした。

さいごに

兎にも角にも、こうして世界に平穏が訪れました。荒れ果てた大地には花が咲き誇り、禍々しい海には太陽の光が降り注ぐことでしょう。

我々アヒルタイタンは今後も全てのライブで1ウケを目指してやっていきます。

皆様におかれましては、どうか、自然と調和する健やかな毎日をお過ごしください。

長々と書かせていただきましたが、ここまで読んでくださった方は本当にありがとうございます。きっと良いことがあります。多分四つ葉のクローバーとか見つけます。

それでは、また次のライブでお会いしましょう。

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