見出し画像

思ったよりも微妙…?スズキ スイフトに乗ってみて。

今回は、スズキのスイフトに乗ってきました!
タイムズカーシェアで借りましたが、3回めともなると、さすがに扱いにも慣れてきますね。
外観については、めちゃくちゃかわいいと思います。これがスポーツになるとなんだか一気にカッコよく見えるんだから不思議。

内装は価格を考えれば満足

内装についても、最廉価のXGが140万以下で用意されているにも関わらず、かなりいい作りがされていると思います。革の触り心地もいいですし、内装において不満に思うことはあまりないように感じます。
シートについては結構ホールド感があり、意外にもスポーティな印象さえあります。が、もう少しシートが低いと嬉しいです。これは今まで乗ったすべての車種に言えるので、僕の運転姿勢が終わっているだけかもしれませんね。
ウインカーレバーやシフトの操作感については、良くない、チープというしかありません。ウインカーレバーはガチャガチャした質感となっており、イマドキの軽自動車より余裕で劣っていますし、シフトレバーについても、シフトブーツがついており見た目の質感は高いのですが、操作した感じに剛性感がなく、コクコクというよりはガチャガチャという感じで質感は現代車には及びません。

街乗りにおいては、ブレーキがやや不満⁈

早速走りについて。
まず走り出した印象としては、軽い!とにかく軽い!感覚的には近年はやりのスーパーハイトワゴンなんかより全然軽いです!
どのくらい軽いかというと、普通のクルマの感覚でアクセルを踏むとギュンっとクルマが思った以上に前に進みます。この出足の良さというか出足の軽さで、一度だけ急加速判定されたほどです…
後ほど書きますが、コーナリングについてもこの軽さがめっちゃ生かされてます。(調べてみたら、実際にそこらのスーパーハイトよりも軽い860㎏なんですね。)

ブレーキに関しては、あまり印象が良くありませんでした。
まず、効き具合が良くない。ちょっとだけ踏むとあまり効かないのに、そこからもう少し踏み足しただけで、一気にガツンと効きだす。
最後に止まるときにブレーキを抜くと、一度カクンと止まるような挙動を見せたかと思いきや、まだ完全にクルマは止まっておらず、また再発進しようとする。
両方ともひと昔前の軽自動車にありがちなブレーキの感触ですが、個人的には人間の意志に沿ったものではないので正直言うと、かなりキライです。ただブレーキペダル自体には剛性感があり、かろうじて脱軽自動車してるといった感じです。
現代の軽自動車はこの辺の課題がかなり改善されており、特に現行(2023現在)eKワゴン、スペース、デイズ、ルークスではこの現象が皆無なので、乗用車としてこれはいかがなものかと思います。
ハンドルに関しては、軽さ、情報量ともに街中では最適で、特徴はないですが不満もありません。

加速感は非常に満足

次に加速感について。1.2Lと小排気量ですが、軽さも相まって街中が非常に走りやすいですし、郊外のスピードレンジはやめな大きい道路でも普通に走れます。加速感だけで言えばデミオより軽快で、ある意味クルマに乗っているというよりは滑っているという感じで、どことなくハイブリッド車にも近い感覚です。
ハイブリッド車に近いと感じたのは、もう一つ理由があり、エンジンが低回転では非常に静かです。通常加速が2000回転以下でほとんど済むのに加えて、通常加速でエンジンの音がうるさいということはまずないでしょう。これはデミオとは真逆の感じで、デミオではエンジンの野太い音がよく聞こえてきてそれはそれで好きな感じではありました。同じコンパクトカーでもこうも違うものなんですね。
ただ、ある一定速で巡行しているところから再加速しようとすると途端にこのパワトレの良くないところが出ます。まず、アクセルレスポンスが良くないです。アクセルを踏んでから加速に移行されるまでなかなかのタイムラグがあります。加速しないと思って踏み足すと今度はGがわかるほどの加速になってしまい、せっかくの静かで滑らかなパワトレが台無しです。燃費を求めたらこのセッティングは仕方ない気もしますが、再加速にももう少しリニアさが欲しい。これじゃ現行のデイズとかのほうが普通に再加速のタイムラグはないし、それでも普通に25km/lぐらいはいきます(代車としてお迎えしたときに確認済み、また気が向いたらのってレビューします)。

コーナリングにはスズキらしさが

コーナリングに関しては、軽さで曲がっているといった感じです。ヤリスはボディで曲がっている感じがありましたし、デミオは全体的な調律によって気持ちいいコーナリングスピードを作り出している感じがありましたが、スイフトはとにかく軽さで曲がっているという感じです。これは別にボディ剛性が低いというわけでもなく、軽さとボディ両方の調律によって生み出しているとは思いますが、とにかくクルマが軽い!軽さによってかなり速い限界性能を生み出してます。
このコーナリング性能を持っているにも関わらず乗り心地はそれなりによく、硬めではありますが、軽いからと言ってバタバタした乗り心地ではなく、アシが硬いながらそれなりに動いていると感じます。アシが受け止められる突き上げの強さを超えたときに若干バタバタする感じはありますが、そこの質感まで求めるのは酷でしょう。

まとめ。

総合的に乗ってみて。
このクルマはMTのほうが良さがでる気がします。
MTならば、指摘した再加速のダルさもないですし、燃費志向で回転数が無駄に抑えられる感じもありません。エンジンの回り方の軽さをフルに生かせます。
また、車重だって軽くなるのでコーナリングはCVTよりもよくなると思いますし、MTなのでエンジンブレーキもCVTより自由度が高いです。
ブレーキタッチもクラッチを切ることによってコントロール性が良くなるしね。
要は、スイフトのCVTにあった走りにおける不満の大半は、MTモデルをえらぶことによって消えるモノであるということです。

今回もながながと書きましたが、なにかの参考になればうれしいです
最後までよんでいただき、ありがとうございました!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?