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22/23シーズン後期開幕

お久しぶりです。
今回は主にサッカーに関しての近況報告をしたいと思います。

実質ドイツに来て初めてのシーズンとなった昨シーズンは6部リーグ優勝という結果で終わり、今シーズンは5部の舞台でプレーしています。渡独してから、コロナでリーグが中断し、練習すらできない時期があったり、移籍当初は慣れないポジションでプレーさせられたり、ドイツ語の理解に苦しんだりなど、いろいろなことがありましたが、やっと一歩前進した感覚です。

8月末にシーズンが開幕し、12月まで前期15試合を消化しました。
結果は、5勝2分8敗、勝ち点17で16チーム中10位でした。
個人としては、チームで唯一15試合全試合先発フル出場をしました。主に3バックの左、たまにボランチやセンターバックもやるといった感じです。
5部リーグになると、クラブの経済規模も6部リーグより大きくなり、アマチュアの選手に対して月に1000€、2000€払ってるようなチームもあると言います。6部との一番の違いは個人個人のフィットネスレベルかなと感じました。前向きの選手を経由して、ボールを大事に保持しながら前進したい自チームのプレースタイルが、大柄で動ける相手に前からマンツーマンではめられた時にうまくいかないことが何度もありました。
それでも、自分達の戦術がうまくハマった時は4部からの降格チームにも勝利することができて、チームとしても徐々に自信をつけながら5部のレベルに慣れてきている段階です。

個人としては、最初の2、3試合こそ前からプレスに来る相手に戸惑うことがありましたが、それ以降は相手のレベルにも慣れ、頭の中もクリアに整理されて、自信を持ってプレーできていると感じます。格上相手とのあるアウェイゲームでは実況と解説付きで試合がライブ配信され、「あの小さい日本人、ヒロタカスギウラは明らかにこの試合のマンオブザマッチだ」などと言われたり、地元の新聞に取り上げられたりと、徐々に周りからも評価されてきているのかなと感じています。冬の移籍期間には5部リーグの別のチームのオーナーから電話がかかってきて、うちのチームに移籍してこないかと誘われました。金銭面だけを見ればレベルアップでしたが、現在のチームで試合に出れている現状、オファーをもらったチームのレベル等を考え、今回は断りました。

新聞記事


そしてこの前の日曜日から後期シーズンが開幕しました。約3ヶ月の中断期間がやっと開けました。いきなりダービーマッチで、多くの観客が入っていました。日曜日のお昼に地元の下部リーグのアマチュアサッカーを観に来る人がこんなにいるという現実を再認識してドイツのサッカー文化にまた驚かされました。会場の雰囲気、公式戦の緊張感、またこの日常が戻ってきたと思うと興奮します。
ただ、結果は1-2の敗戦。残留争いをしているチームとしては痛い後期シーズンスタートです。
自分がチームを勝たせられるように目の前の試合一つ一つ全力で頑張っていこうと思います。チームを勝たせるためにプレーすることが結果的に個人の評価につながることは前期シーズンの経験からも明らかです。

早くもっと上のリーグでプレーしたい。もっと高いレベルに行きたいと焦る気持ちもありますが、階段は一段ずつしか登れないということも事実です。どれだけ焦ったとしても、移籍期間は年に2回しかありません。今自分にできることは毎週毎週やってくるリーグ戦で最高のパフォーマンスを出し続けることです。そのために、平日の練習に全力で取り組むこと。リカバリーに気を遣うこと。食生活を意識すること。ジムでトレーニングすること。
結局、大きな目標を常に意識することは大切であっても、そこにたどり着くために必要なことは目の前の小さなことの積み重ねです。

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とにかく目の前の試合で自分の100パーセントのパフォーマンスを出すことに集中すること。
その繰り返しの先で、次のステップアップの良い報告ができればと思います。

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