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ビールと私とコミュニティ。

1年前に投稿した「コミュニティって、難しい。[2020年版]」の2021年版。コミュニティ活動から身を引いて、好きなビールを通したコミュニティの参加者目線でまとめてみた次第。

オフライン(対面)がメインストリームだった2019年までと、オンラインがメインストリームになった2020年を経て、
オフラインとオンラインが並行で存在していた2021年。
同じオンラインでも、2020年と2021年とでは違う1年だったと感じている。

2016年から通っているクラフトビールのお店とも、付き合い方が変わった。

クラフトビールの知識皆無だったのと他の趣味に時間を割いていたので、気になるビールや料理がある時に行くスタイルだった。
それが2019年まで。

気軽に外出できなくなったのと、新店舗オープンによって飲みたいビールと食べたい料理が増えて、私の中で存在が大きくなった。
それが2020年。

前年以上に不安定な営業スタイルを余儀なくされ試行錯誤しているお店を応援したくて、テイクアウト営業期間を含めほぼ毎週通った。
顔見知りだった他の常連さんともたくさん話すようになった。
それが2021年。
#ビールbot でタグ投稿も始めてみた(行きつけの店のビールがメイン。他のビールも偶に投稿)

居心地のいい場所は、何もせずにそこにあるわけでない。

お店が大きくなっても、
おいしいビールとおいしい料理があること
私にとっては常に居心地のいい空間であることは変わらない。
でもそれは自然に存在しているわけではなく
オーナーとシェフをはじめとするスタッフの努力はもちろん、この店が大好きなお客さんの存在もあって続いている。

割れ窓理論の逆で、清浄に保たれた空間には、いいヒトが集う。
いいコミュニティの在り方に、実はこの5年間ずっと接していたけど、5年という時間が経過したからこそ実感できたと思う。

テイクアウトして、自宅でまったり飲むビールも悪くない。
でも、スタッフや他の常連さんとやり取りしながらお店で飲む、注ぎたてのビールが最高に好きだ。
自分が作ったビールを飲むお客さんを直に見たいとオーナーが作った空間に、私を含めてそういう人が集っていると考えると、最高にエモい。むしろエモさしかない。

オンでもオフでも、いいコミュニティに参加者の存在は欠かせない。

2019年、2020年と時間を割いていたコミュニティ活動に、2021年の春に区切りをつけた。
元々終わりなく続けることは想定していなかったところに、終えるきっかけがあったからだ。
私なりにやり切れたし、多くを学んだ。そもそも、活動する機会を得られたことがありがたい。

一方で、2021年はそれまで参加していた系統のオンライン勉強会への参加が大きく減った。社業で携わる領域に変化があったこともあるが、基本的に発信されたものを見て終わる構成に私個人は飽きを感じていたからだ。
唯一、他の参加者と話すことができるオンライン勉強会には複数回参加して、それは毎回楽しく有意義だった。

私は参加者側であっても受け取るだけでは満足できなくて、発信者や他の参加者と交流したいというか、むしろそれを楽しみたいのだなと、行きつけの店とのつきあい方を通しても再認識した。
いいコミュニティは主催側だけでは完成できない。
主催者が用意した心地よい空間に、能動的に交流する意欲をもった参加者がいてこそ、コミュニティは完成する。

そんなコミュニティは、どうやれば作れるのか?
まずは、自らが能動的な参加者となってコミュニティに飛び込んでみるのがひとつの方法だと思う。
習うより慣れよ、である。

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