見出し画像

ぐんまワンデー世界遺産パスを使って のんびり紅葉の旅

ちょこっと 電車旅


11月23日(祝日)
街路樹の色づきも楽しくなってきたこの時期
ほとんど外出する機会もなくなってしまった高齢の両親を誘って
ちょこっと 電車旅にでかけました 

「ぐんまワンデー世界遺産パス」

・群馬県内のJR東日本線
(両毛線の小山~桐生間、高崎線の深谷~新町間を含む)
・東武鉄道線(栃木県の一部を含む)
・上信電鉄線全線
・上毛電気鉄道線全線
・わたらせ渓谷鐵道(桐生~沢入間)
・JRバス関東の志賀草津高原線

の普通・快速列車が1日乗り放題

歴史、温泉、世界遺産、フルーツ、紅葉、ショッピング・・・
群馬の魅力はいっぱい!

てくてく、ガタゴト、ちょこっと 電車旅
途中で行き先が変わっても大丈夫
両親の希望で、まずは「水上」を目指します

東の小京都「足利」

JR両毛線 足利駅から出発です

その前に、足利で紅葉狩り


画像1

まずは、紅葉真っ盛りの「両崖山」麓の「もみじ谷」へ
今年2月の山野火災では全国の皆さんに大変お世話になりました

画像2

続いて、国宝「鑁阿寺」(ばんなじ)へ

画像3

足利氏二代目の足利義兼(あしかがよしかね)が、守り本尊として大日如来を祀ったのが始まりといわれ、地元では「大日様」と親しみを込めて呼んでいます

画像5

鑁阿寺の大イチョウ 迫力満点です

足利での紅葉を楽しんだあと、いよいよ、ちょこっと 電車旅 出発です

画像5

「JR両毛線」は栃木県小山市から群馬県高崎市までを走ります

IMG_1873 - コピー

沿線の足利市、桐生市、伊勢崎市を中心とした群馬県栃木県に跨るこの地域は、生糸や織物が盛んだったため、その輸送に敷かれた路線と言われています

群馬県民 熱愛の『上毛かるた』(1947年発行)にも
その栄華は詠われています
「め」・・・銘仙 織り出す 伊勢崎市
「き」・・・桐生は 日本の 機(はた)どころ
「け」・・・県都前橋 生糸(いと)のまち
「ま」・・・繭と 生糸(きいと)は 日本一
「に」・・・日本で 最初の 富岡製糸

群馬で生まれ育った人ならだれでも諳んじている『上毛かるた』はこちら↓

画像7

車窓から見える 群馬県民の誇り・群馬のシンボル 赤城山
「す」・・・裾野は長し 赤城山

富士山のように裾野が長いのです
群馬県内ならどこからでも見えます

群馬の運動会は、紅組・白組ではなく、「あかぎ」「はるな」「みょうぎ」
群馬三山の名前です

開業100周年 「JR新前橋駅」で 乗り換え 


画像8

画像9

<過去の写真です> 7月1日 新前橋駅は開業100周年を迎えました

画像10

群馬の詩人 萩原朔太郎が『純情小曲集』で詠んだ情景

そして「新前橋駅」についても、こう記しています

「朝、東京を出でて渋川に行く人は、
 昼の十二時頃、新前橋の駅を過ぐべし。
 畠の中に建ちて、そのシグナルも風に吹かれ、
 荒寥たる田舎の小駅なり。」

「汽車は烈風の中を突き行けり・・・」
群馬名物「赤城おろし」の威力を感じます

新前橋駅には、電車の休憩所もあります

画像11

ここで次の出番を待ちます

現在、新前橋駅では、新前橋駅限定キャンペーン実施中!
一定額以上の乗車券を購入するなど条件を満たすと
オリジナル電車カードがもらえる
「新前橋駅限定 旅にでようキャンペーン」
12月20日(月)まで
行なっているようです

新前橋駅には、
水上、長岡方面 「上越線」
草津、万座・鹿沢口方面 「吾妻線」
が乗り入れています

「JR上越線」で いよいよ 水上へ

「新前橋駅」同様、
上越線沿線の「群馬総社駅」「八木原駅」「渋川駅」はともに開業100周年

日本でも有数の険しい山岳地帯を走る上越線には、見どころがいっぱいです
「水上駅」を過ぎてからが多いのですが、今日は行きません

・沿線にある たくさんの温泉
・日本一のモグラ駅「土合駅」
・湯檜曽(ゆびそ)ループ線、松川ループ線
・群馬県と新潟県 県境の清水トンネル
「る」・・・ープで名高い 清水トンネル
・スキー場
・登山

そして一番の魅力は、何と言っても沿線の雄大な景色

画像12

画像13

画像14

画像15

画像17

線路の位置が高いため、眼下に広がる風景は圧巻です

「JR水上駅」到着


IMG_1956 - コピー

「み」・・・水上(なかみ)・谷川 スキーと 登山

水上より先に進む場合は、ここで乗り換え
電車の本数はかなり少なくなります
今日は、ここまで。
折り返す電車は1時間後です

画像30

駅前は数件のお土産店のみ
この時期だけなのか、開店時間は16:00まで
あと15分。温泉まんじゅうも売り切れとのことで、試食品を食べました
あんこがとっても美味でした

すでに夕暮れ間近。温泉街へは行かず
駅隣接の「水上駅 転車台広場」へ歩いていると

お、おおっと、ホームに ブルーサンダー貨物が!

画像28

長い長い貨車の列!
温泉まんじゅうは買えませんでしたが、それは忘れました!

画像18

転車台広場へ着きました。やっぱり顔は出さないと。

画像19

展示されている国鉄D51形蒸気機関車(D51 745)

画像20

<過去の写真です> 今春 見た転車台 使用中

画像21

 時期になると、SLが走ります
<過去の写真です> 今春 たまたま見た 「SLみなかみ号」(試運転)

画像22

マンホールのフタ①

画像23

マンホールのフタ②

画像24

マンホールのフタ③

IMG_1953 - コピー

最後は、利根川沿いの遊歩道へ

IMG_1935 - コピー

川沿いは、紅葉した山々が迫力です


電車が来るまで、あったかい待合室で暖をとってから
夕暮れのホームへ向かいました

画像26

IMG_1961 - コピー

そして、帰途にー

高齢の両親を連れての ちょこっと電車旅
両毛線も上越線も
行きも帰りも
貸し切りのようにゆっくりできました
紅葉もフル満喫

青い空に白い雲
赤 黄 緑と 彩りたたえた山々を見ながら
ぽかぽか日差しに うっとうと
ガタゴト、ガタゴト
優しく揺られながら
頑なになった心とカラダがほぐれてく

地方を走るのんびり電車と
車窓からの風景に
すっかり癒されました



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?