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USCPAと僕


こんにちは。イルカと申します。
note初投稿ということで僕の自己紹介やUSCPAの受験体験記について書かせていただきます。

筆者の自己紹介

  • 中堅私大卒(文系)

  • 中小企業にて営業→経理

  • TOEIC855点 (留学経験無し)

  • 日商簿記3級、2級 (2級はUSCPAの勉強中に取得)

USCPAを目指した理由

USCPAを目指したきっかけとしては、当時営業をしていた際に自身のキャリアに対して不安を感じたからです。
僕は大学卒業後、中堅規模のメーカーに就職し、営業部門に配属となりました。
大学時代はメーカーに絞って就職活動をしており、漠然と将来は海外事業に携わる仕事がしたいと考えていました。
そのため在学中にTOEIC855点を取得していましたが、海外事業に携わりたいとはいえ、自身の語学力はビジネスで使えるようなレベルでもないので、初めは営業職で経験を積んだ後に海外部門で働けたらいいなと考えておりました。
しかし入社後、営業をしている中で、周りとの差別化できるほどの専門性やスキルの無い自分に対して「このままでいいのか」とい思いが日に日に強くなりました。そして、学生時代から憧れていた海外事業に携われて、専門性で勝負ができる会計という分野に興味が出て、USCPAの勉強を始めました。

各科目の受験回数と主観的な難易度

僕は4科目合計で14回受験しています。(笑)
内訳・・・ FAR5回 AUD6回 BEC1回 REG2回
おそらく、USCPA全科目合格した人の中で受験回数はトップクラスかと思います。(笑)
受験生の頃、SNSでUSCPAの受験者を見ているとハイスペックな方が多く、短期間でストレート合格していく人を横目にとても落ち込んでいましたが、全科目合格した今となっては、受験回数はあまり気にしていないです。(笑)

そして、各科目の主観的な難易度は以下となります。
FAR=AUD>>>BEC=REG
僕としては受験回数が多かったFARとAUDが非常に難しく感じました。

・FAR
多くの受験生が1科目に受験する科目です。制度会計や公会計等、勉強範囲が膨大であり、勉強方法が確立しておらず会計知識が乏しい僕にとっては非常に難しく感じました。
勉強時間:約1000時間

・AUD
FARの次に受験しましたが、FARのテキストが4冊だったのに対しAUDは2冊だったことから試験範囲も広くなかったのですが、深い理解が求められ、なかなか合格することができませんでした。
勉強時間:約700時間

・BEC (2024年からの新試験制度には無し)
BECは管理会計やIT、コーポレートガバナンス、経済学と様々なジャンルから出題される科目で、それぞれの内容が繋がっているというわけでもないため、別々に勉強する必要がありました。
そして、日本人が苦戦するライティングの配点が15点あり、そこも難易度を上げているかと思います。
勉強時間:約350時間

・REG
REGはアメリカの税法や商法等、日本人には全く馴染みの無い分野が試験範囲かつ、FAR同様にテキストが4冊あり、試験範囲が膨大でした。ですので試験勉強と割り切ってひたすら暗記中心の勉強をしていました。
勉強時間:約350時間

僕は特にFARとAUDが難しく感じましたが、正直、各科目の難易度は人によって全然違います。僕は運良くBECを1発で合格できたため、そこまでBECの難易度が高いと感じませんでしたが、AUDは手応え自体は悪く無いものの全然受からなかったのでとても苦戦しました。
こう言ってはなんですが、よっぽど優秀な人を除けば運要素も割と大きいのかと思います。
また、適切な試験対策ができているかも合否を分ける大きな要因となります。
特にAUDはA校の教材のみで挑みましたが、予備校の問題集と実際の試験問題に乖離が感じられたため、Becker等に手を出していればもう少し早く合格できたのではと思いました。
一方でREGに関してはFARのExpireが近づいていたこともあり、初回受験時はA校の教材のみで挑みましたが、手っ取り早くBasisの理解の補強をしたかったので、評判の良いT校の直前対策を購入し、対策したことで2回の受験で合格することができました。
上記のことから適切な受験対策が合否を大きく分け、難易度の感じ方も変わってくるのかと思いました。

合格後の転職エピソード

僕は全科目合格後すぐに転職活動を開始しました。
事業会社の経理部門を中心に応募しており、最終的には大手日系企業の経理部門の内定を貰いました。
転職活動時は20代後半、経理部で1年経験がある状態で大手企業を中心に受けましたが、書類の通過率は70%と自身としては十分な出来だったと思います。ただ面接となると、USCPAを合格してなぜ日系企業に応募したのか?という事を多く聞かれ、また経理職としての経験の浅さも影響し、内定になかなか辿り着けませんでした。
ただ、新卒の就職活動時から目標にしていた大手企業の内定を得れたので、僕としては十分すぎる結果と思っております。

まとめ

今回、僕のスペックの紹介から、USCPAの各科目の難易度、転職活動の結果について書かせていただきましたが、改めてよく自分がこの試験を合格できたなと思いました。受験回数もかなり多いので試験費用もそれなりにかかりましたし、REG2回目の受験時は、今回落ちればFARのExpireという状況で、非常に精神的にもきつかったです。
最終的に全科目合格できたので、合格できた理由は最後まで諦めなかったからと言えますが、SNSを見ていると少なくない受験生が途中で撤退しているのも現実です。僕としては、USCPAに合格すれば人生が好転すると信じ切っていて、それが勉強のモチベーションとなり、最後まで頑張れたのだと思います。
今回はここまでとさせていただきますが、別の機会で受験にかかった費用や勉強方法(試験制度が変わったので需要がなさそうですが…)、転職活動の詳細について書ければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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