入社1年で退職して思うこと

こんにちは。現在愛知県済みのひろと言います。

出身はピーナッツ大国こと千葉県ですが、会社の異動で名古屋に住んでおります。

初めての投稿なので、何を書こうか迷っておりますが、1年と数ヶ月勤務した会社を昨日退職したので会社人生を文章に残しておこうと思います。

早速ですが、私は現在25才で昨年めでたく初入社致しました。

これまでの歩みを簡単に紹介すると、高校まではサッカーとマッチングアプリを血眼になって取り組み、大学時代は旅行代を稼ぐために昼夜問わずバイトに精進し、長期休みになると国内海外に遊びにいっていました。3年生になると就職することを段々と意識するようになり、「まだ学生でいたい!」と思った僕は、とりあえずアイルランド留学に行きました。

アイルランドでの生活は毎日が刺激的で、周りに頼る人がいない環境下だと結局自力で直面する問題解決しないといけませんので、勉強!勉強!お酒!の毎日でしたが、生きている感じがして本当に良い体験をしたと思っています。

就活活動では「将来海外で働きたい!」その一点張りで面接に挑み、拾ってくれた会社でなんか良さそうと直感で感じたメーカーに入社を決めました。

ある程度自己分析的なことはしていたのですが、自分は「案外何でも好きになる」性格だと思っていたし、特にこれといってやりたいこともなかったので幅広い業界で就活し、最終的に選んだのがメーカーになります。

ところがどっこい。新人研修の初っ端から「え!会社ってつまんない。。。」って感じ、営業配属になれば楽しくなるだろうという期待を胸に研修などを乗り越えました。なんでつまんないんだろう?ってことを考えて思ったことは、いろんな部署達の先輩方がロボットのようにツラツラ話していて、この仕事の楽しさはこれ!とも言わず、本人自身も楽しくないから楽しくないことはプレゼンできないんだろうなと生意気にも思いました。

営業に配属されてからは先輩に同行したり、社内業務のルーチンを学んだりしていましたが、頭の片隅に「これやってどうなるの、製品知識覚えようとしているけど本当にやりたくてやっているの僕?」とか悪魔のささやきを感じながらも最初は我慢だと思い何とかやっていました。好きになる努力も必要だと思ったので、業界本を買っては読みを繰り返すもうまくは行かず、大学生の頃にイメージしていた「仕事って楽しいものじゃないんだな、生活するためにやるんだな」ってことが沸々と想起されていきました。

数ヶ月たったときに上司に「中部の営業所に入って欲しい」と言われ、まぁここの営業部にいてもおっさんしか居ないし行ってみるか!と思う積極的な感情と、会社員ってなんか悲しいな、早く脱サラしたいなと思う心境がありました。とりあえず行ってみて水が合わなければ辞めればいいやと考えたので異動することに決め中部に行ってみたのですが、あら大変。みな個性が強いんです。声が大きすぎる人、電話がなると「また電話だよ。泣」っていう人、同じ話を何度もしてくる人などがいて人間って色々だなあって思いました。

コロナの影響で会社の売上げも落ちており、営業にも出られないため社内で納期調整や予算管理などの雑務に追われ、目的も明確でない作業をひたすらやっていると徐々に毎日の仕事に嫌気がさしてきました。OJTなどの教育制度も特になく、前担当の先輩は自分の業務で忙しいため余裕がない。チームプレーより個人プレー。しまいには陰口が横行し、誰かを陥れようとする社内。色々考えた結果ゆえに、もうこの会社をやめようと思いました。

最初の会社生活は1年と3ヶ月と予想より短かったですが、わかったことが幾つかあります。仕事において「何をするか」も重要であるけれど「誰と働くか」もそれ以上に自分の中では大切だということ。結局働くことは人間生活の一部である以上、明確に成し遂げたい目標がある人以外は「一緒に働く人」大切で、貴重な時間を捧げている以上はこの空間にて楽しいと思える仕事をしたいなと強く感じました。会社を辞めても新たな悩みとか問題は直面すると思うが、心理学者ヴィクトールフランクルの言葉を思い出して次のステップに進みたいと思います。

「私たち人間がなすべきことは、生きる意味はあるのかと「人生を問う」ことではなくて、人生のさまざまな状況に直面しながら、その都度、「人生から問われていること」に全力で応えていくこと」

終わり


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