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孫子の兵法

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マネジリアル・グリッド理論の中国古典的考察

マネジリアル・グリッドというフレームの考え方 マネジリアル・グリッド理論とは、1964年にロ…

智者の慮は必ず利害に雑(まじ)う (孫子の兵法 九変篇)

(意味)智者は必ず利益と損失の両面から物事を考える。 ものごとの利と害の両側面 世のあら…

将、九変の利に通ずれば、兵を用ちうるを知る。

将、九変の利に通ずれば、兵を用うるを知る。 将、九変の利に通ぜざれば、地形を知るといえど…

“OODA“ に「孫子の兵法」をみる

孫子の兵法はOODAに活用できる! 前回の記事で述べた通り、OODAにもPDCAループが含まれており…

九地の変に応じた戦い方 (孫子の兵法 九地篇)

兵の心理  孫子は土地の情勢による敵の攻め方の定石、パターンから戦術を提示する一方で、 …

呉人と越人愛悪むも、その舟同じくして済り風に遇うにあたりては、その相救うや左右の…

(意味) 呉と越は仇敵同士だが、呉人と越j人がたまたま同じ船に乗り、暴風に晒された時には…

軍に将たるのことは、静にして以って幽に、正にして以って治なり。〜人をして慮ることを得ざらしむ。 (孫子の兵法 九地篇)

(意味) 軍の将たるべきは、冷静かつ才を奥に秘めた態度(幽)で、適切な指示を下さなければならない。(中略)兵士にその戦略の狙いを知られてはならない。 この言葉のキーワードは「幽」 ズバリこの言葉の中でも重要なのは、「幽」でしょう。 「幽」・・・奥深くもの静かなこと。遠く深く、はかりしれないこと。また、そのさま。(コトバンク)  リーダーは思慮深く、深いところまで考えを巡らせている必要があります。それは、軽々に全てを曝け出して部下と接していると、部下の利益と相反する選択、