〜赤坂ドリブンズの戦い方について〜

AbemaのコメントやTwitterのコメントで今期多かった内容について触れてみる。ことの発端は赤坂ドリブンズノ選手起用方法だ。

大半の試合を不調の村上プロを含む、男子プロ3選手のローテーションで回したのが物議を醸している。

今期の大半のマイナスを1人で食っている村上プロ。リーグ戦途中では3試合連続飛びラスという不名誉な記録も叩き出した。

他のスポーツでは表現し辛いがこれは相当なこと(人生に一度あるかないかレベル)で普通であれば多少の休息とリハビリは必要なレベルだ。

しかし、ドリブンズはローテーションを崩さず取り返そうとした他の3選手もバランスを崩していたのは言うまでもない。

そんな苦境のチームを救ったのは唯一の女流プロである丸山プロだった。チームに久しぶりのトップをもたらすと、そこからチームは怒涛の連勝。村上プロが1人で抱えた負債マイナス300を一時期は0まで減らした。

どのスポーツでもそうだが、チームに勢いをつける選手は存在する。そんなチームの苦境を救った丸山プロが2ヶ月近い間、登板なしでチームの予選敗退を見守ることしかできなかったこと。これはファンも当の本人も納得行かないに違いない。

少なくとも他のスポーツではあり得ない。

例えそれがどんなに優秀なプロであってもその采配が善となることは無い。

今期、そんなドリブンズと対照的な采配をしたチームがある。

UNEXTパイレーツだ。

不調の石橋プロを2か月近く封印し、その間に絶好調の瑞原プロを使い続け気付けば本人はMVP候補、チームも解散の危機を乗り越えセミファイナル進出を早々に決めた。

先日、ドリブンズの楽屋ライブで村上プロがこんなことを口にしていた。

「うちのチームはどの女流が来ても登板回数は少なくなる。」

この男尊女卑とも問われる発言は果たしてどうだろうか。今期のポイントランキングをもう一度よく見て欲しいものだ。

2年前に藤田社長(渋谷Abema監督)が女流を必ず1人入れるルールを適用した理由を今一度考えて欲しい。

もちろん、ファンを増やすという意図もあるがそれ以上に今や麻雀は女流プロでも男子プロ同様の実力があるという事実が背景にあるだろう。

Topプロの原石でもある丸山プロが結果を出しているのにも関わらず出場機会が無いことはファンとしても非常にガッカリであるというのが1ファンとしての想いだ。

今日で今期のMリーグは終了するが今一度、個人成績ランキングを見直して欲しい。軒並み上位に名前を並べるのは女流プロだ。

今年は今の所、チーム解散の対象チームは無いが近い将来、フェニックスのような女流軍団がMリーグを席巻することを筆者は期待している。

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