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米を喰え!<パックご飯をトレジャーハントする> (15)アイリスフーズ 『だて正夢』
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1.アイリスフーズ 『だて正夢』 のスペック
価格:3パックバンドル349円 @116.3円 (地場大手ディスカウンター)
容量:150g
製造:アイリスオオヤマ株式会社角田工場 宮城県角田市
販売:アイリスフーズ株式会社 宮城県仙台市
商品特長:宮城県産米「だて正夢」使用、低温製法米
加熱時間:レンジの場合、1食分500w・600wで約1分30秒
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前回喰ったアイリスオオヤマ製『低温製法米のおいしいごはん・魚沼産こしひかり』が私には殊の外美味しく感じられたので、次は何を喰うべきか、ちと迷った。
魚沼産でなおかつ嗜好に合致した弩級戦艦に対して、他社の駆逐艦クラスをぶつけるのは戦闘のバランスが取れないし不公平だ。そこで同じ製造元のミドル〜アッパークラスから選ぶことにした。
宮城県で開発された次世代のプレミアムブランド米「だて正夢」のパックごはん版である。3パックバンドルで349円、@あたり116.3円となり、アッパーミドルという位置づけだろうか。
公式サイトを見ると「おいしさで天下を取ってみせる」というコンセプトで震災復興の願いをも込めた宮城県期待の品種である。かつ、この商品がアイリスオオヤマの製造となるのは必然と言っていいのかも知れない。
「伝説の名将・伊達政宗公のようなカリスマ性で、 日本中の食卓を牽引していく、とびきりのおいしさを。」とあるとおり、原料米のネーミングは言うまでもなく伊達政宗のシャレ。
前述サイトには、「JAみやぎ登米」営農部米穀課課長補佐である武山智幸氏の発言として、「『だて正夢』はササニシキやひとめぼれと育て方が違います。追肥が必要で、手間がかかります。その意味で、技術や知識のある生産者だからこそつくることのできる“プロの米”だと言えるかもしれません。」とある。
栽培がけっこう大変そうだが、農家がそれだけ丹精を込めたお米を原料としているわけで、その味は如何なるものか、期待が高まるところだ。
さて、『だて正夢』は天下人と成れるか?
2.適度な輝きと潤い。炊き上がりの粒立ちも整って美麗。
蓋をむしり取っての立ち上がり香も問題なし。食欲をそそられる香気。
ごはんの粒立ちがキレイで、ラインがすっきりとしている。粒ぞろいも良好。これまで各社の商品を見てきたけど、どのアイテムでも粒立ちは良く、破断した米粒を見かけたことはない。改めてパックごはんの質の高さを思う。
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『だて正夢』は、蒸気炊飯らしいとでもいうか、粘着度の少なさ、ごはん粒表面の粘り気も薄い印象である。
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箸で混ぜてみるが、ごはん粒同士の粘り、くっ付き加減はそんなに強くない。少々のテカリ加減が見受けられる。ハードコアな歯触りがしそうな見た目である。
3.食味問題なし。だども、魚沼の衝撃後でやや印象が薄め。
mogumoguしてみる。まったく躓きなく、すんなりと腹に収まる。咀嚼したごはんを飲む込む寸前に鼻孔から抜ける含み香とでもいうか、それも悪くない。すっきりとしてスムーズ。
硬さや歯応えでいくと、これは個人の感覚の問題となるが、不思議なことに私は先に喰った同じアイリスオオヤマ製『低温製法米のおいしいごはん・魚沼産こしひかり』の方がハードな仕上がりに感じた。
ハードコア飯派としては『魚沼コシ』の方に軍配というところだが、バンドル版で『魚沼コシ』が@133.0円、こちらが@116.3円という値段。普段喰いなら『だて正夢』が十分満足感を与えてくれるものと思う。
旗艦『魚沼産コシ』の後はやや印象が薄くなるのは致し方ないところだが、これら2種類を喰ってみて、実に、アイリスオオヤマ製のパックごはんはレベルが高いと実感しましたよ。
(了)
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