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Stock of The Living Dead 第4話
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あなたの知らない焼酎の世界”
世の中には科学では解明できない、不思議な出来事があります。焼酎の世界も同じ。今日は、日常品から突如切り離された、戦慄と驚愕のディープな焼酎の異次元に、あなたをお招きします。
酒販店の棚や倉庫で埃をかぶりながらも、瓶内熟成で生きながらえていたデッドな焼酎。そんな“生きている死蔵焼酎”とショッキングな遭遇を果たした読者の皆様からの情報をお知らせするコーナー『STOCK OF THE LIVING DEAD』の時間がやってきました。
◇ ◇ ◇
さて、今回のお便りは、先週ご紹介した東京都にお住まいの“うにさん”から再びいただいた、ある変わり種デッドとの遭遇体験談です。
東京に住んでおります、「うに」と申します。
前回のピーナッツ焼酎を入手したその後、先週ですが、ピーナッツ焼酎のわかった事を同酒店説明しに行った際、珈琲焼酎と紅茶焼酎、そして8年前の『天の美禄 お茶の焼酎』を譲ってもらいました。
これらは”ピーナツ”に続く「珈琲、紅茶焼酎」の写真です。間違いなく同じ蔵の製品だと思いますが、ラベルが不自然に綺麗です。製品名の「太陽の雫」で検索かけても出てきませんでした。
詰め口は1992年4月とラベルの裏にスタンプで明記されています。
というわけで、うにさんが再度、デッドの淵から蘇らせた変わり種焼酎ですが、さっそく問題の酎霊写真をご覧いただきましょう・・・。
(客席:キャーーッ!(>_<))
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いやぁ、これもとんでもなく凄いですね!!! 瞠目の珍品です! まさに満腔に染みわたる感ありです。私自身も今まで遭遇したことがありません。いやぁ~、またまた予想外のデッドが東京で甦生しました!
ここでおなじみの酎霊写真研究家、スピリチュアリストの牛田非道先生に写真の鑑定をお願いいたします。・・・先生、いかがですか、この写真?
牛田:これは福岡県八女市にある喜多屋さんの商品ですが、とにかく現在では店頭でも出現していない珍しい酎霊写真です。まさに貴重品中の貴重品でしょう。
社名の所に“護符”が貼られていますが、これは平成4年ですか、白花酒造さんが「喜多屋」に社名変更をしたために、それまでの古い祖霊を鎮めようという呪術的な、一種のおまじないと考えられます。
その護符から考えても、製造年の1992年(平成4年)が社名変更の年とちょうど符合します。10年間LIVING-DEADの幽冥界に彷徨っていたもので、地元でも今ではまったく見ることが出来ない、大珍品です。
この商品について、供養の必要はありません。大切に保存してください。
先生ありがとうございました。というわけで、来週の『STOCK OF THE LIVING DEAD』をお楽しみにm(_ _)m
(了)
■2022年追記:今や世界的にも評価の高い有名蔵となられた、福岡県八女市にある『喜多屋』さんのかつて存在した商品。すごいLIving Deadな2本でした。地元でさえ見かけたことが無かったくらいで。
旧白花酒造といえば、私が子供の頃、1960年代後半から1970年代前半にかけてですが、夕方5時半頃のニュースの時間帯によく同社清酒のテレビCMが流れていたもんです。福岡では日本酒がまだ強かった時代ですから、お父さんたちが夕方一杯やりたくなる頃合いに流れるんですよね。
1980年代から90年代にかけては、多種多様な原料の焼酎が生まれた時代でもありました。旧丸山酒造合資会社さんのピーナツ焼酎もそのひとつ。
中でも、紅乙女さんのごま焼酎は全国的にも有名になりました。1996年か97年頃だったか、ネットで知り合いになった関東の方から、私が焼酎好きならとご寄贈いただいたのが、なんと紅乙女だったことがあります。こっちは地元福岡県の人間なのでちょっと複雑な心境になりましたが、それくらい人気だったということですね。
現在の『喜多屋』さんのカタログには、うに氏のコメントにある緑茶焼酎『天の美緑』がラインナップに残っています。
そういった原料の多様性が、いわゆる”博多焼酎”の特質でもあるのです。
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