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【新型コロナ】マスクや消毒液の高額転売に思うこと

こんにちは、副業・独立開業コンサルタントの石井です。
初めましての方は最初に「自己紹介」を読んでいただけますと幸いです。
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さて、今回は最近のマスクをはじめとする新型コロナウイルス対策商品の高額転売についてお伝えします。

簡単にまとめてしまうと、
この非常時に(平時でもですが)高額転売をするような人間は「商売人」ではないです。
お金さえ稼げれば何でも良いという「守銭奴」です。
マスクや消毒液の高額転売は「ビジネス」ではありません。
流通の「妨害」による金銭の「強奪」です。

「三方よし」が商売の基本

「三方よし」という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。
近江商人の経営理念である「売り手によし、買い手によし、世間によし」という意味です。
この「三方よし」は、僕も大好きな言葉です。

これは僕の持論ではありますが、ビジネスの対価というのは、社会貢献に対して発生しているものと考えています。つまり、「買い手」や「世間」に何らかの貢献をする事で利益を生み出しているのがビジネスだと思っています。

でも残念なことに、最近は「売り手によし」のみをビジネスと捉えている人が増えてきている様に思います。

しかも、その方法を「ビジネスのノウハウ」として公開、販売している人もいて、それを手に入れて実践する人がいる・・・これが、今回のマスク転売のような悲劇を生み出してしまっているような気がしてなりません。

それなりに儲かってしまうという悲劇

本当に残念なことに、この高額転売はそれなりに儲かってしまうというのが、また厄介なところです。儲かってしまう理由は、冒頭にもお伝えしましたが、「ビジネス」ではなく「強奪」だからです。
どうしても必要な人は「いくらであっても」購入するしかありません。
つまりぼったくり価格でも一定数は売れてしまうのです。
それが、さらにこの手の「強奪」を活発にしてしまっている訳です。

この手の商法は規制との「いたちごっこ」

例えば2019年に施行された「チケット不正転売禁止法」は定価以上でのチケットの転売を禁止しており、懲役や罰金など罰則もあります。
つまり、犯罪行為と正式に認定されている訳です。

罰則ではなくても、真っ当な販売事業者が「お一人様一点限り」というように、転売防止のために手を打つことも多くなっています。

こういった、法律や真っ当な人たちによる規制との「いたちごっこ」を繰り返して現在に至っています。

「合法」というけれど

法治国家ですので「違法でなければ良い」という考え方もあるとは思います。
確かに違法でない以上は罰則もありませんし、誰もそれを妨害することは出来ません。

ただ、チケットの例からも分かる通り、国や世間としては出来るだけ規制したい訳で…そういう意味では「違法予備軍」という方が正確かも知れません。

そもそも、「合法」だから何をしても良いという考え方…心が貧しいとしか言いようがありませんけどね。

この記事を読んだ方は絶対に手を染めないで欲しい

僕も長年に渡って色々と副業系のビジネスをやってきました。
今の本業もそこから派生したビジネスです。
その中で、一つ言える事は「三方よし」に当てはまらないビジネスは、すぐに駄目になる…という事です。
裏技的なビジネスを実践していたこともありますが、メンタル的にも厳しいですし、何より市場自体が長続きしない。しかもほとんどノウハウの積み上げがないので、駄目になった時に手の打ちようがなくなってしまいます。
この記事を読んだ方には、関連するノウハウを購入したり、実践したりしないで欲しいと思っています。

ではまた!

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